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イルクーツク駅。
駅は川を境に街の中心から離れた所にあるので、駅前はあまり賑やかではありません。駅の出入口の所には幾つかの露店が出ていました。果物を売っている年輩の女性のところで、形のあまり良くないリンゴを買いました。このように手軽に手に入る食べ物もあるので助かります。 |
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イルクーツク駅待合室に置いてあったテレビゲーム。
ここに限らずソ連国内の駅や大きな商店の店内には、日本で数年前に流行ったようなテレビゲーム等がありました。UFOキャッチャーのような物を捕るゲーム機もあるのですが、ケースの中にはほとんど景品が入っておらず、それでも子供達は楽しんでやっていました。現状は現状で仕方が無いのですが、少し空しい感じです。 |
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アンガラ川。
バイカル湖に源を発しているアンガラ川がゆっくりと流れています。イルクーツクは、江戸時代に難破船でロシアに漂着した大黒屋光太夫一行が、帰国の許可をえるためにシベリアを横断してペテルブルグへ行く途中に滞在していた所です。その後も日本軍のシベリア出兵時にはイルクーツクまで進出したり、第2次世界大戦後は日本軍捕虜の抑留地にもなった所であります。様々な意味で日本とシベリアの歴史の上に登場するところです。雄大に流れるアンガラ川の畔に立つと「広大なシベリア」に来ている実感を与えてくれます。 |
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カール・マルクス通りの中央市場付近。
イルクーツクは、シベリアのパリと呼ばれており、多くのガイドブックには、美しく整った街並み・彩られた街路樹に落ちついた雰囲気が漂う等書かれています。しかし、「パリ」とまで表現するイメージは無いような感じがします。所詮ここは寒いシベリアの街というイメージだけです。東シベリアの文化・工業の中心地で、ハバロフスクと並ぶ大都市とのわりには落ちついた雰囲気の街であることは確かです。 |