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クライネ・シャイデックからWABでラウターブルンネンへ降ります。途中、車窓の眼下にラウターブルンネン(標高796m)の集落が見えます。ラウターブルンネンからシルトホルンへの行き方は2通りありますが、ケーブルカー・電車・ロープウェイを使った方法(以下に紹介)がお薦めです。U字谷の切り立つ崖の横をうまく利用して、グリュッチュアルプ(標高1,487m)へ行くケーブルカーの線路(黄色枠内)がかすかに見えます。所要時間は約10分ですが、実際に乗ると恐ろしいほどの急斜面を動いており、早く着いてもらいたくなります。ラウターブルンネン・ミューレン間の往復料金は、12.8SF(1/2?)です。 |
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グリュッチュアルプ駅の展望台よりユングフラウ方面を望む。
グリュッチュアルプ駅はミューレン行の電車との乗換駅で他には何もありません。しかし、この展望台からの眺めは素晴らしく、遠くにアイガー・メンヒ・ユングフラウを見ることが出来ます。ミューレン行の電車はケーブルカーの到着にあわせて出発してしまうので、ゆっくりと1本遅らせて行きましょう。 |
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ミューレン行の電車車窓より。
ラウターブルンネンのU字谷の崖に沿ってその上を走っている形になります。途中、斜面の牧草地では牛が放され線路の脇まで来ています。ミューレンまでおよそ15分ののんびりとした電車の旅です。 |
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ミューレン(標高1,634m)の村。
電車の駅は村の北のはずれにあり、シルトホルン行のロープウェイ乗り場は村の南にあるので、村の中を横切らなければなりません。ミューレンは一般の自動車が入れないので実に静かなところです。ゆっくり村の中を散策してみるのも良いかも知れません。 |
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シルトホルン行のロープウェイより。
ロープウェイは中継ぎ駅のビルクを経て、シルトホルン(標高2,971m)に到着します。頂上にはテラスと展望回転レストランがあり、360度の大パノラマを楽しめますが、風景は少し殺伐としています。下りのロープウェイでビルクを過ぎるとミューレンの集落が見えてきますが、ミニチュア模型のような家々が崖の端に集まっておりちょっと信じられない感じです。一方、ロープウェイの方も谷底に落ちていく感じがして少し恐いです。ミューレン・シルトホルン間の往復料金は21SF(1/2)です。 |
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SF=スイス・フラン。 |
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料金の後ろに(1/2)印のある場合は、Half Fare Travel Cardを利用した金額です。 |
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