ワルシャワ東駅。
20時30分頃列車はほぼ定刻通りワルシャワ東駅に到着しました。ここで彼ともお別れです。たまたま同室になったのがきっかけで仲良くなり、おかげで楽しい時間を過ごすことが出来ました。また、いろいろご馳走にもなりありがとうございました。Dziekuje !ここからはまた1人旅です。

ワルシャワ中央駅。
ワルシャワ中央駅は地下にあります。久しぶりに近代的な駅を見た感じがします。元々は地上にあった西側行きの駅と東側行きの駅がターミナル（行き止まり）形式であったため両駅を地下で1つにして東西の線路を結んだそうです。いよいよ明朝は最終終着駅のベルリンです。早朝にポーランドとドイツの国境を越えます。コンパートメントのドアをノックする音で目が覚めました。両国の出入国手続きはいたって簡単に行われ、東西の壁が徐々に無くなって行くのを実感しました。

ベルリン・リヒテンベルグ駅。
すべてが終わったという気分に満たされています。ベルリンに到着し列車から降りると、どことなく力が抜けた感じがします。ただ列車に乗っていただけなのですが長い旅でした。極東の街：ハバロフスクでシベリア鉄道に乗り始めた頃の記憶は、頭の奥の方に行ってしまったような随分昔の感じがします。しかし、さらに線路はユーラシア大陸の上を西に延びています。大陸の大きさをも感じさせられます。ベルリン・リヒテンベルグ駅はベルリンの東に位置します。旧東ベルリンの中心地：フリードリッヒシュトラーセ駅や旧西ベルリンの中心地：ツォーロギッシャー・ガルテン（Zoo/動物園）駅へはS-Bbhn（近郊電車）でさらに数十分西に行かなければなりません。

ベルリン・ツォーロギッシャー・ガルテン（Zoo/動物園）駅。
旧東ベルリンの中心地：フリードリッヒシュトラーセ駅を過ぎると、まもなくツォーロギッシャー・ガルテン（Zoo/動物園）駅に着きます。駅の建物をはじめ辺りの物を見ると西側に来たことを実感します。Zoo駅は以前から西ヨーロッパの都市と列車で結ばれている所ですので、ベルリン滞在のスタートはここが便利です。駅前のヴィルヘルム皇帝記念教会の先にオイローパ・センター（Europa Center）があります。1階の観光案内所で宿の予約をしてもらうことが出来ます（要手数料）。