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ルツェルンからインターラーケンを経てモントルーに至るルートは、ゴールデンパスと呼ばれ、線路沿いの風光明媚な湖をいくつも見ながら列車の旅を楽しめるコースです。このルートの上のツバイジンメン・モントルー間を走るのがパノラマ急行です(所要時間は1時間50分位)。車窓の展望を考慮して作られた大きな窓を持つ車両は、氷河急行とは違った豪華さを感じます。また、どちらかというと赤や緑色の多いスイスの山岳列車とは違い、クリーム色と青色で塗られた車体は新鮮さをも感じさせます。ユーレイルパスも使えます。 |
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モントルー駅に到着したパノラマ急行。
スイスも数日間かけて列車で旅をしていると、山・湖・牧草地などの決まった風景を見ることになり幾分食傷気味になってしまいます。いくら「パノラマ」という名前の付いた列車でも状況は同じで、旅の最初の方に乗っておいた方が良かったかも知れません。それでも当然見所はあります。レ・ザバンを過ぎると列車はジグザグコースを大きくまわりながら降りて行き、車窓からは美しいレマン湖の眺望を見ることが出来ます。終点のモントルーでスイス国鉄に乗り換えます。その地名の響きからして、スイスの中のフランス語圏に入ったことがわかります。 |
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ローザンヌ駅。
反対側に停車しているのは、フランスのTGVです。フランス領が間近なことを実感します。もうすぐジュネーブです。今回のスイス国内の鉄道旅行も終わりに近づきました。明日は、ジュネーブからTGVに乗って一気にパリを目指す予定です(ジュネーブ・パリ間約3時間30分)。 |
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ジュネーブ(コルナバン)駅構内のフランス行ホームへのパスポート・コントロール前。
明日のジュネーブ発のTGVの予約が取れませんでした(数日先まで満席とのことです)。禁煙車の1等座席で食事を取りたかったのです。そもそも、午前中にジュネーブを出発するTGVは2本しかありません。そこで、TGVのメインルートであるリヨンへ行くことに決めました。ジュネーブ駅でも予約は出来ますので、リヨン・ペラーシュ11時46分発の618列車を予約しました。ジュネーブの街とレマン湖の畔をブラブラしたかったのですが、リヨンにも何かあるでしょう。 |
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リヨン行の電車。
16時30分発の電車でリヨンに向かいます。リヨンまでは約2時間で到着します。ジュネーブ駅構内でスイスの出国とフランスの入国手続きが行われますので、ジュネーブ駅のこのホームだけは既にフランス領(?)です。電車もフランス国鉄(SNCF)のものになっています。 |
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SF=スイス・フラン。 |
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料金の後ろに(1/2)印のある場合は、Half Fare Travel Cardを利用した金額です。 |
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