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PREPARATION
(旅の準備・PART 1)

NOV.1990
MAP


赤の広場
ソ連をはじめとする東側諸国を旅する場合においては、他の西側諸国を旅することと違い、幾分様々な意味で心構えが必要ででした。私が旅をしたのは1990年11月です。ベルリンの壁が崩壊されからおよそ1年。東西の緊張が緩和されて行く中でも、未だ東欧圏はベールに包まれた部分が多く、情報も思うように入りませんでした。ソ連にはシベリア鉄道という約9,300kmにも及ぶとてつもなく長い鉄路が敷かれています。薄くなりつつも、未だ存在するベールの向こうには何があるのでしょうか。そして、様々な歴史を持ったシベリア鉄道という鉄路は何を見せてくれるのでしょうか。1990年11月09日。自分の見知らぬ世界を体感するため新潟より旅に出ました。
レーニン廟
旅の準備の方法・内容は、当然訪問する国の諸事情によって違います。ソ連の旅ににおいては、開放都市が決まっており、旅行者の行動は基本的には国営旅行社のインツーリストの管理下に置かれるので、完全な自由旅行を行う事が出来ません。日本から直接ソ連に入国する場合、ヴィザの取得にあたっては、ソ連の出入国日・滞在地・ホテルや交通機関の予約等が明らかになっている物が必要となります。私の場合は、ハバロフスクに入国しシベリア鉄道を利用してモスクワへ行き、レニングラード経由でベルリンへ抜ける旅程でした。ポーランドの通過ヴィザの取得以外は全て東欧・ソ連を主に取り扱う旅行代理店に手配を依頼しました。
衛兵の交替
それでは、いったい何を持って行けば重宝するのでしょか。物不足で心配される場所と言われたとおり、お店に行って欲しい物が手に入る訳ではありませんでした。必需品は、トイレットペーパー食料(カップラーメン・菓子・お茶等)です。私の場合、先の2点と現地の人との交換品(タバコ・電卓等)を入れた袋が1つ余計に出来てしまいました。荷物が多くなりましたが、持って行って良かったと思います。これらを自分が使うのは勿論ですが、様々なコミュニケション・ツールとしても利用することが出来ました。