|
レニングラード急行の乗車券。
レニングラード急行はレニングラードのワルシャワ駅を23時40分に出発します。途中ポーランドのワルシャワを通り、1,727kmを2泊3日かけて、ドイツのベルリンに7時06分に到着します。 |
|
レニングラード急行のコンパートメント内。
1等寝台を利用しましたが、車両が古いため中はあまり綺麗とは言えません。さらに、2人用なのですが1室に上下2段のベッドという形になっており、ちょうど4人用のコンパートメントを2つに切った形ですので狭く感じます。ロシア号の1等コンパートメントの方が広くて使い勝手が良いです。部屋には不満があったものの、同室の男性がとても良い人でおもしろい旅になりました。彼はポーランド人でレニングラードの技術系の専門学校に留学しているそうです。今回は帰省のためにこの列車に乗っていました。 |
|
ソ連の列車で出される紅茶。
彼との会話は英語なのですが、お互い片言なので和英辞書で調べた英単語を今度は英露辞書でロシア語に直すといった感じでした。何故か分かりませんが、彼からはいろいろな物をいただいたり面倒をみていただきました。飲料水やお菓子を買って来てくれたり、食堂車での食事代まで出してくれるのですから申し訳なく思ってしまいます。私も残った物で悪かったのですが、日本出発時に持ってきた食料を全部彼にあげました。カップラーメン等は初めて見たらしく不思議そうな顔をしていましたが、果たして食べてくれたでしょうか。 |
|
リトアニア共和国の首都・ヴィリニュス駅。
そろそろソ連ともお別れです。ソ連側の国境の駅・グロドノまでは2時間30分位です。グロドノ駅ではソ連の検査官が乗車して来て、車内で出国手続きが行われますが、実に簡単なものでした。車掌が駅ホームの両替所を教えてくれたので、US$に簡単に再両替することも出来ました(ソ連の通貨持ち出しは出来ませんが、事前の情報ですと再両替も難しいとのことでした)。当然、入国時の税関申告書は大切に保管して置く必要がありますし、外貨両替証明書も大切に取って置いて下さい。今回はスムーズに出国できましたが、税関関係には厳しいとのことですので、通常の手続きや処理はきちんとやっておくことを心がけて下さい。 |