リヨン駅前のホテルより。
フランス第3の都市リヨンは、旧市街と中心部をソーヌ川を間に分けられています。リヨンの駅も2カ所あり、ペラーシュ駅（終着駅）は旧市街、パール・デュー駅は中心部に位置しています。ペラーシュ駅から徒歩5分位の所にある2ツ星のホテル（ツインで298FF）に泊まりました。部屋の感じがスイスと全く違い、いかにスイスのホテルが安く綺麗だったか実感してしまいます。

旧市街の西の小高い丘に、ローマ遺跡の古代円形劇場がありました（麓からケーブルカーで登って行けます）。あまり訪れる人がいないのでしょうか、ひっそりしています。でも、この感じが遺跡にはピッタリです。ここはヨーロッパ。出発前のひと時を石段に腰を降ろし古代文化に思いを馳せましょう。

リヨン・ペラーシュ駅に停車中のTGV。
リヨン・パリ間427kmを約2時間10分で結びます。リヨン・パリ間はメインルートなので、途中の約390kmはTGV高速専用路線になっています。乗客はペラーシュ駅よりも次のパール・デュー駅から多く乗ってきます。パール・デュー駅を出発するとTGVのアテンダントは忙しくなります。雑誌を配り、メニューを配り、いよいよ食事の注文を取りに来ます。

車内の食事（前菜）。
全て飛行機と同じ感じで進められます。「HOT」か「COLD」かを聞きに来ます。まず前菜が出され、食べ終わるとメインのプレートを持ってきてくれます。そして、最後にはお茶（紅茶・コーヒー）が出されます。アテンダントの方は大忙しですが、食べ終わった人をちゃんと見て順次片づけてくれるので、ゆっくり食べていても大丈夫です。料金は160FFです（飲み物は別）。ちょっと贅沢な昼食ですが、高速運転のTGVの雰囲気と一緒においしい料理を味わうことが出来ます。食後に一息ついていると、もうパリの駅に到着します。