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ユングフラウヨッホまでは、3つの鉄道に乗り換えて登って行かなくてなりません。最初のBOB(ベルナー・オーバーランド鉄道)は、登山列車と言うよりは山岳列車と言った感じで、リュチーネ川に沿って谷間を進んで行きます。インターラーケン・オスト出発時はグリンデルヴァルト行とラウターブルンネン行が連結されてますので、どちらを経由してユングフラウに行くか決めてから乗りましょう。途中のツヴァイリュチーネンで切り離しが行われます。 |
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グルント駅(WAB)。
グリンデルヴァルトでBOBからWAB(ウェンゲルンアルプ鉄道)に乗り換えます。WABは全線の線路幅が80cm(BOBは1m)のラックレールになっているため車両が少し小柄になりました。いよいよ本格的な登山電車と言う感じです。グリンデルヴァルトを出発するとグルントまで1回降り、進行方向を変えて登って行きます。 |
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グリンデルヴァルトよりクライネ・シャイデック方向を望む。
絨毯のように敷かれた芝生の中をラックレールが登って行くのがかすかに見えます。インターラーケン・オストからユングフラウヨッホまでの直線距離はおよそ18kmですが、問題はその標高差(2,887m)にあります。ヨーロッパで最も高い駅・ユングフラウヨッホ(標高3,454m)まで約2時間30分かけて登って行くのですから登山電車としては大仕事です。 |
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クライネ・シャイデック駅(WAB・JB)。
標高2,061mの地点まで来ました。標高差1,494mのところを約1時間20分程かけてやっと登ってきたわけです。でも、終点はまだこの先です。ここでJB(ユングフラウ鉄道)に乗り換え、氷と岩の世界へ入って行きます。ちなみに、クライネ・シャイデックからは幾つかの方向にハイキングルートもあります。 |
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ラウターブルンネン駅(BOB・WAB)。
グリンデルヴァルト経由をとらない場合は、ここでBOBからWABに乗り換えます。標高796m。氷河によって削られてできたU字谷の底にあり、反対側の乗換駅のグリンデルヴァルトに比べるとひっそりした所です。ちなみに料金については、幾つか割引料金が設定されているようですが、インターラーケン・オストからユングフラウヨッホまでの単純往復(行きと帰りでグリンデルヴァルト・ラウターブルンネンの経路を変えてもOK)は、56.7SF(1/2)です。 |
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SF=スイス・フラン。 |
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料金の後ろに(1/2)印のある場合は、Half Fare Travel Cardを利用した金額です。 |
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