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JBに乗って氷と岩の世界へ向かいます。次の駅のアイガー・グレッチャー(標高2,320m)までは、ひたすら草原地帯を登って行きます。クライネ・シャイデックの駅がだんだん小さくなり、遠くにはU字谷の切り立った崖の上にミューレンの集落も見えます。 |
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登山電車はアイガー・メンヒを見ながら、スノーシェッドの中を進んで行きます。クライネ・シャイデック・ユングフラウヨッホ間の標高差が1,393mもあり、所要時間は55分かかります(途中、見学停車あり)。アイガー・グレッチャーを出発すると、終点まで全長7,122mのトンネルに入ります。JBは、3/4近くがトンネルの中ということになります。 |
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アイスメーア駅(JB:標高3,160m)。
トンネルの中のアイガー・ヴァント(標高2,865m)とアイスメーアの2駅では、数分停車するので岩壁をくり抜いた窓から外の景色を見ることが出来ます。今ではガラス張りになっていますが、昔は柵だけだったというので驚きです。また、トンネルは素堀り状態のままで荒々しい岩肌に少し不安を感じます。登山電車はメンヒの真下を通り終点のユングフラウヨッホに到着します。 |
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ユングフラウ(標高4,158m)方向を望む。
ユングフラウヨッホ駅(標高3,454m)はユングフラウとメンヒの稜線の下(地下)にあります。このような環境の中、地下通路で展望台・売店・レストラン等が実にうまくつながっています。当然ですが外は寒く一面銀世界です。スキー等で遊ぶこともできます。 |
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ユングフラウ雪原よりアレッチ氷河方向を望む。
遠くかなたまで続くアレッチ氷河。「筆舌に尽くし難い景色」とは、まさにこのような風景を言うのかと実感しました。かつて勇敢な登山家のみが見ることが出来た景色を、装備無しの人たちが電車で簡単に来て味わうことが出来ることに思わず感謝したくなります。 |
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SF=スイス・フラン。 |
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料金の後ろに(1/2)印のある場合は、Half Fare Travel Cardを利用した金額です。 |
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