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第6列車の乗車券。
レニングラードまで乗る列車の乗車券をモスクワのインツーリスト事務所で発券してもらいました。乗車券の内容を確かめると予約した列車と違う列車番号が記入されているのです。予約した列車は第2列車:赤い矢号ですが、第6列車となっています。乗車券を挟む赤い紙(下の写真)に記入された発車時刻も違います。どうやら赤い矢号には乗れないみたいです。レニングラードへ行けない訳ではないので、インツーリストの職員と掛け合っても仕方ないと思い、第6列車に乗ることにしました。 |
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乗車券を挟む赤い紙。
乗車券(上の写真)には列車番号・座席番号・乗車日・乗車区間等が記入されていますが、出発駅や時間は記入されていません。それらは、乗車券を挟んである赤い紙のどこかに記入してあります。黄色い枠の中には第6列車の出発時間(23時20分)と出発駅(モスクワのレニングラード駅)が記入されています。モスクワには、ソ連の各地方やヨーロッパ方面とを結ぶ長距離列車の発着駅が9つありますので注意が必要です。 |
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レニングラード行の第6列車。
第6列車は23時20分に出発し、レニングラードには翌朝7時30分に到着します。650kmの旅ですが、夜行寝台なので車窓から景色を楽しむことは出来ません。古い車両のようで、車内は優等列車:ロシア号のような綺麗さはありません。日本人で商社に勤務されている方が同室になりました。この方はモスクワまで飛行機で来て、いつもこの列車でレニングラードへ行くそうです。 |
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レニングラードのモスクワ駅。
第6列車の後、第2列車:赤い矢号が23時55分に出発し、さらに第4列車が23時59分に出発します。40分の間に夜行列車が3本レニングラードに向かって出発します。モスクワ・レニングラード間の列車はほとんど夜行列車になっています。 |
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レニングラードのモスクワ駅構内。
駅の構内にはお決まりのレーニン像があります。シベリアのハバロフスクの駅前には探検家ハバロフの銅像がありましたが、ソ連国内の駅に限らず人の集う場所にはほとんどレーニン像があるようです。 |