スキー板を買おう!!パート4 2007-2008 年版

▼はじめに▼

スキー板を買おう!!も、もうパート4になりますね。
カービングスキーの進歩と一緒にこの部屋も増えていきます。
なにげに歴史のある部屋かもしれません(笑)

さて、今までの部屋は

パート1:カービングスキーとノーマルスキー

パート2:タイプ別に見るカービングスキー 

パート3:型落スキー板も購入視野に入れる

というテーマで、書いてきました。
今回のテーマは、ここ最近変化してきたスキーのセンター幅に注目してみたいと思います。


▼ゲレンデを1種類のスキーで滑る▼

ここ最近のスキー板は、カービングスキーというカテゴリに変化はありませんが
一時期の競技譲りのギンギンカービングという傾向はだいぶ影を潜めてきています。
SAJなども最近は昔ながらの滑り方に回帰している傾向があり

「1種類のスキー板でゲレンデまるごと楽しんじゃおう!」

という風潮が出てきました。

スキー板を何本もゲレンデに持ち込み、シチュエーションによって板を使い分けるなんてのは、
大会を目標とする相当コアな人達だけで、一般スキーヤーはそんなことしないですからね。


▼スキーセンター幅の変化▼

1種類のスキーですべてのシチュエーションを滑るということは、

整地 カービングターンがやりやすい
不整地 ずらし操作がやりやすく操作性がよい
新雪・深雪 ある程度浮力が必要

というなんとも贅沢な性能が必要なわけです。

パート2を書いた頃もオールラウンドという言葉を引き合いに解説しましたが、その当時の
オールラウンドスキーとは一体なにが違うのでしょうか?

その答えは「板のプロポーション」

とにかく全体的に太くなっているのが最近のスキー板の傾向です。
人気モデルのひとつ、ツインキール構造のオガサカKSシリーズを例にとって見てみましょう。

発売年度 モデル名 プロポーション
01-02-03 KS-TK 105-65-95
コメント ツインキール構造を不動の人気モデルにした板。
赤とは別バージョンで黒もありました。

02-03-04 KS-TR 108-65-98
コメント 当時のオールラウンドの代名詞で超大ヒットモデル
皆がゲレンデで同じ板を履いていてちょっとつまらなかった所も。

03-04-05 KS-FT 111-65-101
コメント カービングショートターン全盛の時期。スキーもどんどん短くなった。
歴代KSシリーズで最も過激なカービング仕様。

04-05-06 KS-SV 108-65-98
コメント 過激すぎて不評なFTを尻目にTRのマイナーチェンジが発表。
結局TRと合わせて4シーズンも継続されました。

05-06-07 KS-CH 113-68-100
コメント センター幅が65→68に変化した始めての板。
マイルドな乗り味が好評。ただ特徴もほとんど無し

06-07-08 KS-TE 113-70-103
コメント 小回り向けとして発売されるが用途としてはオールラウンドとして使われることが多かった。センター幅が70mmに。

07-08 KS-AM 115-70-102
コメント 佐藤久哉デモらも絶賛するオールマイティの07〜08一押しモデル。
(オガサカHPコメントより)

01/02時代から今年モデルの07/08モデルでは、TOP幅10mm センター幅5mm テール幅7mmも違います。

たいしたことないような感じもしますが、実は滑走フィールがかなり違います。
板が太くなるメリットは、浮力が得られるので楽に(言い換えるとマイルドに)滑ることができるのです。

一昔前のセンター幅70mmというと、セミファット系のグループに分けられてしまうぐらいの太さで
操作の機敏さがあまりなく、基礎スキーではあまり出番のないサイズでした。

しかしスキーの技術進歩はちゃくちゃくと進んでいます。
トーションとフレックスとサイドカーブの絶妙なバランスが熟成されてきたことで
浮力も得られてなおかつカービングに必要な機敏性も持ち合わせるスキー板が出てきたのです。

パート2を書いた当時のカービング性能それ以上を持ち、なおかつ浮力もアップ!そして
マイルドな操作感で操作性もアップ!というのが07/08オールラウンドモデルの売りだと思います。

今では65mm以下のスキーは新製品ではほぼ姿を消してしまったと言ってもいいと思います。
基礎系の板では65mmでも珍しい部類に入ってしまうかもしれません。


各メーカーの基礎にも使えるオールラウンドトップモデルを見てみましょう。(管理人が適当に選びました)
オガサカ
KS-AM
115-70-102 170cm R16.1
ヘッド
i SUPERSHAPE MAGNUM
121-71-107  170cm R13.5
フォルクル
Tigershark 10 FEET
121-73-105 168cm R14.3
アトミック
FR12 PB
114-68-98  169cm R16
サロモン
Demo X2
110-66-93 170cm R17.1
フィッシャー
RC4 PROGRSSOR FL
114-70-100 170cm R15
エラン
SPEEDWAVE14
116-70-105  168cm R10〜R16
        (場所によってRが違う)

見ての通りセンター幅は皆70mm近いですね。
サロモンだけが66mmと細く感じますが、サロモンは整地用のGSベースモデルだからです。
(Demo X2をオールラウンドモデルととるかは人それぞれ)

逆にセンター幅が細くて、サイドカーブがきつい板(前後が太い板)はギンギンのカービング系と言えますね。


▼ギンギンカービング系も健在▼

カービング系の代表格と言えば
アトミック SL12 120-65-104 アトミック FR ST12 120-65-104
管理人が07/08モデルを試乗した中では上記の2種類がギンギン系No1です。特にSL12。
(SL12はSLレース用ですけどね)

両方とも 120-65-104 という、他メーカーの追従を許さない ボンキュッボンのしゃもじ型のプロポーションです(^^;
当然、のり味もギンギン系で試乗した時のインパクトも相当あります。
カキーン!とカービングで曲がれます(笑)


▼オールラウンド用とはどんな板なのか?▼

さて、何度も出てくるオールラウンドという言葉。オールラウンドの板ってどんな特徴なのか。

実は「特徴がない、どこでも無難に滑れる」が特徴です。

なので試乗会などでは特徴がないため「すごい!」という評価はあまり得られず

「普通に乗りやすい」

と評価されることが多いのですが、その「普通さ」がこれらのモデルのよさなんですね。



▼板を選ぶ▼


皆さんは

@ 熟成されてきた特徴のないオールラウンドモデル?
A 整地を重視したインパクトのある小回り専用、大回り専用カービング重視モデル?
B それとも不整地をメインで滑るモーグル用モデル?
C はたまた、パウダーを重視したファット系モデル?
D いやいや、パークを楽しむツインチップモデル?

さて、どれを買いますか?(^^;

これはゲレンデをどう楽しむかで大きく変わります。

ただ、お金に余裕がある人でゲレンデに板を何本も持って行く根性のある人にとって
オールラウンドモデルはつまらないスキー板であることは間違いありません。




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