吸気系＆燃料ポンプをチューンする

＜サブテーマ＞空気を沢山吸って燃料を噴射！！





　マフラーを変えて排気効率をあげても、その排気する分の空気を吸わなければ
意味がありません。だから吸気系をいじるというわけですが、吸気系のチューン
としては、インテークマニホールド・エアホーン・サージタンク・エアクリーナ
ーなどの形状変更があげられます。ただ私達が自分自身でいじるといったらエア
フィルターの交換ぐらいしかありません(^^;　それ意外をチューンするのであれ
ばプロにまかせてしまった方が無難でしょう。　　　　　　　　　　　　　　　
ＲＢエンジンは、燃調が結構シビアなエンジンなので、エアクリーナーの交換で
もちょっと気を使ってあげないといけません。　　　　　　　　　　　　　　　
空気を沢山吸ったら、その分燃料も沢山噴射しないといけないのでついでに燃料
ポンプも変えてしまいましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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エアクリーナー


エアクリーナーには純正のエアクリーナーＢＯＸを利用する「純正交換タイプ」
とエアクリーナーが剥き出しになる「きのこタイプ」の２種類があります。　　


純正交換タイプ


剥き出しきのこタイプ

純正交換タイプに変更する際には、大きな問題はありませんが、きのこタイプに
する時は注意をしてください。純正のエアクリナーよりも沢山空気を吸うため、
エアフロメーターの信号を受け取る車のコンピューターのプログラムが、うまく
受信せずアイドリングが不安定になったりします。　　　　　　　　　　　　　
エアフロは３００馬力ぐらいまで、純正で対応できます。それ以上はＺ３２用か
インフィニティー用に交換します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


エアクリーナーの後ろの部分がエアフロメーター

☆エアフロメーター・・・吸気している空気の量を測定する部分。純正ではある
　　　　　　　　　　　　程度の量までしか測定できないので、沢山空気を吸う
　　　　　　　　　　　　設定にした時は交換が必要。　　　　　　　　　　　

アイドリングが不安定になる理由は、コンピューターにセットされていない空気
量が吸気されてしまい、コンピューターがどうしていいのかわからなくなってし
まうため燃料噴射と空気の量が合わず、ノッキングなどがでるのです。　　　　

その症状は、ブースト圧が上がれば上がるほど、顕著に出てきます。　　　　　
（ブーストが上がるということは、空気の量が増えるということ）　　　　　　
ブースト圧が０．８を超えたらかなり危険でまともに走れないでしょう。　　　
コンピューターがノーマルで、ブーストカットのリレーなどを取りつけるなんて
いうのはもっての他で、車を壊してくださいと言わんばかりです(^^;　　　　　

コンピューターを書き換えないで、燃調をコントロールをするというアイテムも
発売されています。有名なのがアペックスのスーパーＡＦＣです。　　　　　　


アペックスＡＦＣ（スーパーではない）

スーパーＡＦＣの特徴は、回転数ごとに空気と燃料の量を調節できるというもの
で、とってもすぐれものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
しかしブーストアップをするのであれば、コンピューターの書き換えを行なうわ
けですし、その時に当然燃調を取りなおします。だから必要ないといえば必要な
いんですよね。一度決めた燃調が納得いかなくて、何度も設定し直す人であれば
話は別ですが普通の人はまったく触らないアイテムになるでしょう。　　　　　

ところで、エアクリーナーを交換したことによってのサウンドですが、「純正交
換タイプ」では、ほとんど音はしません。しかし「きのこタイプ」にするともう
お祭り騒ぎです(笑)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
はっきりいって３００馬力を超えない程度なら「きのこタイプ」に交換してもそ
こまで空気を必要としないので交換する意味はあまりありません。ただ吸気音を
楽しみたい方は交換をしてみるといいかもしれません。　　　　　　　　　　　
私の車の場合、２０００回転を超えたあたりから「プシャァァァ〜〜」と音がし
ます。なんとその音は、マフラーの音に匹敵する音です(^^;まさに爆音(笑)　　
またアクセルオフと同時に、「シュパァッ〜〜ン」という音がします。その音は
そんじょそこいらのブローオフバルブでは勝てません(笑)　これはＲＢエンジン
の特徴で他の車では、ここまで大きな音はしません。　　　　　　　　　　　　
私は、「きのこタイプ」に交換してちょっと後悔してます(^^;　　　　　　　　

余談ですが、「きのこタイプ」は取りつける向きによって音がかなり変わります
ので注意しましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


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燃料ポンプ


Ｒ３３の燃料ポンプは、もっとも個体差が激しい一つです。運がいいとブースト
が０．９前後でも全然平気です。しかし運が悪いと０．８前で燃料の供給が遅れ
はじめノッキングがでます。心配ならＲ３３ＧＴＲ用に交換してしまいましょう

Ｒ３３ＧＴＲ用は、Ｒ３３ＧＴＳ２５ｔとまったく形状が同じのため、なにも加
工がいりません。ただ作動電圧が違うのでわからなければ、お店にやってもらい
ましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
実は燃料ポンプも音がします。アクセルオフとオンで電圧が変わり、音が変化し
ます。どっちも「ウィ〜〜ン」という音ですが、私にとっては爆音です(笑)　　
車内にもかなり聞こえるので、知らない人によく「なんの音？」と聞かれます。
気になる人は交換しないほうがいいかもしれません。私はスキーに行って車の中
で仮眠をよくとるんですが、かなり気になります(^^;　　　　　　　　　　　　

燃料ポンプを交換したら、その燃料を噴くインジェクターはどうか？というと、
こちらは純正で結構キャパシティーがあり３００馬力程度では全然問題ありませ
んので交換の必要はありません(^^)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


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あとがき

やはり、マフラー交換とエアクリーナー交換を一緒に行なうととても効果的でし
ょう。ただし「きのこタイプ」に交換するのであれば、コンピューターも一緒に
チューンしたほうがいいと思います。私の場合は「きのこタイプ」に交換してノ
ーマルコンピューターでしばらく走っていましたが、そんなに不調になるという
ことはありませんでした。ただやはり車によくないので、あまりお勧めできませ
ん。