ブーストアップをしよう!
<サブテーマ> ブーストアップはやっぱりコンピュータできまり!

 コンピュータは、言うまでもなく車の頭脳です。車のすべてを制御する重要な 所ですので、慎重にいじりましょう。                    結論からいいますとコンピュータの書き換えは、一般の人は触らない方が無難で す。ノーマルのセッティングはメーカーが、何千回とテストを行ない決定してい るデータなので、あやふやな知識でいじることは車を壊しかねません。やはりプ ロにお任せするのが一番の方法でしょう。                  ということで、ここではブーストアップをショップに頼む時に注意することや、 知っておいたら得をすることをメインに話を進めていきたいと思います。   

コンピュータ交換のメリットは?

はじめに最初に述べた「何千回とテストを繰り返したデータを書き換えてしまう ということ」のメリットを解説します。                   @ノーマルコンピュータは、車の部品がすべてノーマルでの設定です。マフラー  等の部品を交換することによる微妙なバランスが崩れをコンピュータの書き換  えで調整することで、車は絶好調になります。                ただしこれは、「現車合わせ」と呼ばれる物で、自分の車専用のセッティング  を行なう方法です。これは、メーカーに問わずどこの部品をつけていても対応  できますがちょっとお値段が高いでのが難です。               現車合わせ以外には、チューンメーカーがすでにチューンチップをセットして  コンピュータBOXをまるごとを販売していますのでそれを利用するのが一番  簡単です。例えばHKSのコンピュータを購入した場合には、すべてHKSの  部品でチューンされていることが想定されてプログラムされていますので注意  が必要です。またチューンの度合いもどこまで対応しているのかなど事前に調  べておく必要があります。                         せっかくタービンを交換しているのに、ライトチューン程度のセッティングで  は全く意味がありません。                        Aノーマルコンピュータは、エンジンに対してかなり安全マージンを確保してい  ます。その安全マージンを少し削ることによりエンジンのポテンシャルがノー  マルよりアップします。                          この安全マージンを削るということは、様々の意味でとらえることができるの  ですがやっぱり要約するとリミッターカットということです。         ノーマルコンピュータは、ある程度のブースト圧になると点火時期を遅らせる  などの自己防衛機能が多数プログラムされています。これが一般にリミッター  といわれているものなんですが、これをライトチューンではこれらをちょこっ  とだけ上に設定してあげるわけです。                    ここで、リミッターを全部取ってしまうというようなことは絶対にしてはいけ  ません。どんな高級な部品をつけても限界はあるわけですからその限界を上回  る設定をすると意味は全くないです。                  

ブーストアップの方法

 ここでのコンピューターをいじる目的はブーストアップです。        スカイラインは、機械的にブーストコントロールしているのでコンピュータだけ ではブーストアップはできません。コンピュータの前にブーストをいじる方法の うちもっとも一般的な2つの方法を紹介します。               @ブーストコントローラー                          これは、聞いたことがある人も多いでしょう。機械式と電気式があるのですが  最近の流行りは、電気式です。ここでは電気式について説明します。      ブースト圧とは簡単にいうと、タービンの回転がエンジンに無理やり押し込ん  でいる気圧のことなんですが、この気圧が一定の圧力になると開く弁がついて  います。この弁はブースト圧を測定しているセンサーによって制御されていま  す。このセンサーと弁の間にブーストコントローラーを割り込ませることによ  って、センサーからくるブースト圧を少なめに車を騙してしまうのです。    これによって、弁を開くことを遅らせてブーストをコントロールします。       

電気式                 機械式

Aアクチュエーターバネ強化                         これは、もっとも単純かつ楽ちんな方法です。                ブーストを逃がす弁のバネを交換してしまい、弁を空きにくくしてしまう方法  です。これは設定後にブーストをコントロールすることができないのが欠点で  すが、非常に安く私はお勧めです。それにノーマルタービンではブーストの設  定幅が小さいのであまり、繁盛に設定を変えるということはないと思います。  しかし、ノウハウのあるショップでなければやってもらわない方がいいかもし  れません。                              

アクチュエーター

 どちらのブーストアップの方法でも、ノウハウのあるショップはすべてのバラ  ンスをトータル的にみてくれますので、ある程度希望をいっておけば壊れない  ように設定してくれます。                           お店のほうも分かっていると思いますが、ノーマルタービンでブーストアップ  をする際の限界圧力は、R33のタイプMは0.9といわれています。     私は0.80〜0.85をお勧めしておきます。もし有名な店でも1.0以上  にしましょうなんて言うようであればスカイラインのタイプMは素人です。   そのようなお店は避けるべきです。                       ショップで「ブーストは最大で0.85までで街乗り使用にしてください」と  言えば普通は大丈夫です。やっぱり安心してまかせられる所が一番です。    またブローオフバルブはノーマルで十分ですので、交換は不要です。音を楽し  む以外は、車や地球にいいことはありませんので交換はお勧めしません。  

ブーストアップの前にやっておくこと

最後にブーストアップをする前に必ずやっておくこと書きます。       マフラー交換や、エアクリーナー交換は当たり前なんですがなにより大事なのは あとづけのブーストメーターを必ず装着しておくことです。          ノーマルでもブーストメータはついていますが誤差が非常に大きく反応も非常に 遅いので、ブーストの細かい設定ができません。きっとショップもつけることを お勧めしてくると思います。別にブーストアップをしていなくても着けておくと 面白いですよ。かなり機敏に針が動くので、(F1のタコメータみたい)みてい るだけでなんとなくレーシーです(笑)                  

私の装着しているブーストメーター

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