ASAMA2000 基礎スキー技術選手権 平成15年3月23日


朝一番のASAMA2000PARKスキー場 STAGE2コース


ASAMA200PARKスキー場主催の基礎スキー大会に参加してきました。
実はスキー大会というものの参加は初めてでかなりワクワク。


朝、8時に受け付けでゼッケンをもらう。95番のゼッケン。
なじ選手は99番。
参加者は男子約150人。女子50人。
まあ人数は定員通りだから多くも少なくもない。
参加賞としては謎のビニール製クーラーボックス。
うーん、これは先週の試乗会でももらった奴と同じものだ・・・。
色違いを選んでもらう(^^;

開会式は9時から。それまではフリーで滑走可能。
1時間弱滑るが、どーも調子はあがらない。
やっぱ前日に滑ってないと1週間のブランクは結構でかい。
それを考えると、テクニカル検定はいいかもしれないと思った。
2日間の試験だから、2日目の規定種目検定の時には感覚が
戻っている可能性が高いしね。



大会はSTAGE2というゲレンデの左半分を使って行われる。
斜度的には20度〜25度ぐらい。まあまあ急斜面といった感じ。
雪質はすがASAMA2000! 標高2000mはだてじゃない。
3月23日という日付でしかも快晴という太陽が照りつける天気に
も関わらず滑ると粉雪が舞うほど。 


--9時開会式--
別に整列をするわけでもなく、わらわらとスクール前に集合。
本日のジャッジ紹介と主催者からの挨拶があった。
ジャッジ方法は、技術選手権本選と同様に4人のジャッジで得点の
高い3人を採用する方法。
ジャッジのうちの2人はゲスト。
菅平スキースクール所属の人(名前忘れてしまった)と、八方尾根
スキースクール所属の望月元デモだ。
他のスキー場からジャッジを呼ぶなんて結構すごいと思った。
しかも元デモンストレーターだもんね。

開会式の様子。 特に整列をするわけでもない。

更に滑っている姿を1秒間30コマで撮影してくれるなんていう
カメラマンまで登場。 でもこっちは有料で1200円なり。
去年の優勝者はゴールドゼッケンとやらをつけさせられて滑るらしい。
しかし男子の去年の優勝者は技術選手権本選に出場を今年
したので大会にはエントリーできず・・・。参考出走となった。
(草大会では本選出場者がエントリーできないことが多いです)


--9時30分競技開始--
斜面のインスペクションをみんなでする。
朝一番から誰も滑ってないからすごく斜面の状況はいい。 
しかし9時30分競技開始といっても、95番目まではかなりある。
しかも滑走は女子からなので正確にいうと約150番目。
一人20秒だとしても3000秒・・・。約50分待ちだ(^^;
といっても、50分間はフリーなんで滑っててもよいし、食事を
していても構わないので別に苦ではないのだが。
問題は150番目に斜面状況がどうなっているかだ・・・。


インスペクションの様子。 この幅で大回り規制を行う。


競技開始後に女子をしばらく見るがやっぱゴールドゼッケンはうまい。
しかし、全体的にレベルが高いなぁと感心する。
そして男子。
うーむ・・・。みんな上手だ(^^;
これにはびっくり。 ワンピにヘルメットなんてのもいる。
競技開始前に「目標は参加人数半分の75番ぐらい」
となじさんと話をしていたが、もっと下かもしれんと密かに思う(笑)



--大回り規制--
大回り規制といっても、中回りのことである。
幅8mの両サイドに規制ショートポールをたててそのあいだを滑る。
実際滑ってみると、結構幅はあるなぁと感じた。
斜面の状況もよかったのでおもいっきり滑れてたのだが
1種目めということもありちょっと気負いすぎてスピードオーバー気味のターン。
大会はスピードを出すぞ! という感覚は持ってはいけないと改めて痛感。
普段のすべりをすればよかったと2ターン目ぐらいで気が付く(^^;
とにかく演技を大きく見せるためにショートポールを吹き飛ばしてしまうの
ではないか? というぐらい幅をめいっぱい使って滑った。
しかし切り替えで、踏み外すことがちらりほらり・・・・。
自分的にちょっと失敗気味。
斜面状況が非常によかっただけにもったなかったなぁ。
まあ1種目めということで動きも硬かったし仕方がないと思い
気持ちを切り替えることにする。

ジャッジはこのような感じで行われ、点数はその場で採点4人中の2人分だけわかる。



--小回り--
50人ずつのローテーションなので、今度は滑る順番が50人早く
なり女子をいれて100番めの滑走となった。
早くなっても100番目(^^;
スタート前にコース外のすぐ脇で練習するが、いまいち。
先週は絶好調だったのに、どうも感覚が思い出せない。
とりあえず意識は先週と同じに持って「落差」と「軸」を意識
して滑ることにする。

さて本番。

スタート!

どんな斜面状況かわからないので、少し抑え目に出る。
が、大回り規制の時よりかなり硬い。
100人みんな同じところで小回りをした後だから柔らかい雪が
みんな飛ばされてしまっていたのだ。
まるでザウスのレッドコースと感じがそっくり。
あ〜ザウス懐かしいな〜・・・。って違うだろ。
板が叩かれてしまい、ガガガッッ!!という感じのターンに
なってしまう。
テク検定の時の小回りもひどいかったが、こりゃ〜テク検定の
時よりひどいターンだと感じた(^^;
何もいいところを見せられず、あっという間に下に到着。
当然、得点も目標点にまったく届かず。 すこしへこんだ(T_T)

大会中の様子。 ギャラリーは結構います。



スタート地点の様子。

--中休み--
今度はローテーションで遅くなる番。
なんと今度は50番遅くなる。ってことは滑走は約200番目・・・。
ほとんどビリ。 今回のエントリーは滑走順序にはあまり
めぐまれなかったなぁと思う。 
まあそういうところに八つ当たりして技術のせいにはしない
ところが味噌(汗)
小回りが終わってからだと、ざっと300人待ち(笑)
ここで食事をとりと少し昼寝をしました(^^;
さて点数の出し方だが、+10点ぐらいの盛り上げ点数込みの
ようだ。 ただ自分の目で見て滑ってる人の採点をしたら
ということで誰からも聞いたわけではないので不確定要素ですが・・。

弱(じゃく)フロストスキークラブ所属の俺となじ選手。 ゼッケンがワンピ用できつい!


--大回り--
最後の種目。
ほとんど最後の滑走順番なので、斜面上に待つ人も少ない。
それに伴い斜面下のギャラリーも少なくなっていた。
滑り出して感じたのはバーン状況はそこそこよいということ。
その状況を感じ取ってからは、落差と幅を意識して滑った。
そこそこいい感じでターンができていたが、1ターン猛烈に
後傾になってしまい、太ももパワー全開の気合で元の姿勢に戻した。
あきらかにそのターンの弧は間延びしていたと思われた。
それがなければ・・・・くそぉ。。。
でもこれが実力か? いいところでミスをする・・・。悔やまれる!
とりあえず、これで全種目終了!

上から見た斜面の様子。

--表彰式--
大会終了から約1時間30分後に表彰式開始。
表彰式はレストラン内で行われ結構な盛り上がりを見せていました。
まず主催者側からレベルの高さに驚いているという講評があった。
これは自分も同感。異常にレベルが高いと感じた。
ほとんどの人がテクニカル同等、またはそれ以上ではないか?
と思われる滑りをしていました。
さて表彰式ですが、年齢クラスごとに1位から3位までの人が前に
呼ばれて台に登り表彰される。
しかし年齢クラスごとの順位に対しては景品はなしで表彰状のみ。
総合成績順位に対しての景品は、上位入賞者以外に切番賞や
22番のASAMA2000賞、ゼッケンと順位が同じラッキー賞、
スポンサーのロシニョール賞、オガサカ賞などがあってなかなか豪華。
一番豪華だったのは、ASAMA2000賞の来シーズンのシーズン券だったと
思います。
最後にリザルトが配られるわけですが、何故か部数がたりない(笑)
みんなもみくちゃになってリザルトをもらってました。

表彰式の様子。


そんで自分の点を見ると
暴走気味の大回り規制は  254点
大失敗をした小回りは    247点
1ミスをした大回りは     254点
でした。

盛り上げ点数の10点をマイナスしたとすると小回りはテクニカルの合格点
が出ておりません(^^;
見ていると点数のいい人は、スピード感とリズムが調和している勢い系の人に
いい点がついているような感じです。
講評でも言われていましたが、最新の技術がうんぬんかんぬん。
カーブアンドスキッドがうんぬんかんぬん・・・・・。
要は、今風のすべりに点が出ているということです。
この辺りが、検定と大会の違いだなぁと思いました。

ちなみに順位は男性142人中78番でした。ほとんどまん中(笑)
順位はともかく、とっても楽しかったです。
来年も参加できれば50番以内を目指したいですね。


スキー大会に参加しよう!TOPに戻る