23-24シーズン日記 Vol.1

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23年6月9,10,11日
石井スポーツカスタムフェア サンシャインシティ池袋
23-24シーズン始動です。
石井スポーツカスタムフェア サンシャインシティ池袋に行ってきました。
金曜日は15時開場ですが、去年はかなり並んだので17時頃に到着。
予想通り入場口は誰も並んでおりません。
今年から入場するのに、ヨドバシカメラゴールドポイントカードの登録でもOKになりました。
もともと入会している人は楽ちんです。




入ってすぐの様子。




金曜日の17時、そんなに混んでないですね。




今年はブーツを履きまくります。
REXXAM
130S 120S 110Sを全部履いてみました。
このモデルSは22-23シーズンモデルチェンジしてからそのまま継続です。
レクザムはつま先側の形状がまるくなだらかに低くなっていくのが特徴。実際履いてみると、足の爪先側の上下方向がタイトになっているのがわかる。
そしてかかとのホールド感がきつすぎないのも特徴。
すねの前傾角は、ほどよくある感じでちょうどいいと思います。後でカタログみたら14度書いてありました。
130Sは樹脂配合比率が120,110と大きく違い粘るTPU樹脂を多く配合しているとのこと。
しかしアトミックやヘッドに比べると弾力性は少なくプラスチック感の硬さがあります。
履いた感じの前後にたわむ感じはラングなどに近いと感じました。
なんというのかなギシギシィみたいな。ビヨンビヨンではない。


値段はこんな感じ。




レクザムのインナーはBX-H22と呼ばれるものだが、昨シーズンまでノルディカWCを履いていた身としてはインナーの出来具合がどうしも大きく見劣りしまうポイント。
左が23/24レクザム、右が23/24ノルディカ
レクザムのインナー素材はかたくて足の形になじみにくい。
場所はカスタムフェアではないが、闇の売人のところで左右同時にレクザムとノルディカを履くと、ノルディカはインナーが足に吸いつくようにフィットするがレクザムはインナーの外形が変わらないで自分の足の形をインナーが変えようと抑え込んでくる。まあ、そういう面倒なことを言う人はフォーミングをしてくださいということなんだろう。
でもどちらも10万円超えのブーツなのにこのインナーの質の差はちょっと悲しいと思うのは自分だけではないはず。
コンピューターミシンで縫ってると思われるステッチが試行錯誤感を感じますが、このステッチで更にかたく感じてしまうのではないかと思えます。
レクザムはシェル形状が日本人にあっているだけに非常におしい。
素材のチープ感は、ノルディカとレクザムではマーケット規模が違うから売れる数が違って開発費の回収が厳しいのかなと想像してしまう(^^;
※ノルディカのインナーはブーツメーカーの中でも「抜きんでて良い」ということを付け加えておきます。





HEAD
ヘッドは履いて感じるのはとにかく中が広い。
93mmモデルでも中がスカスカに感じました。
管理人がこのブーツを買う場合、オプションのリキッド注入を使わないと駄目かもしれません。
なのでブーツ代金にリキッド代がかかりそうです。
樹脂の粘る感じはとてもなめらかで試し履きした中ではTOPクラスの良い感触です。
また、すねの前傾角はきつめで、最初から足首がセットされているような感じになります。
管理人は滑っている時はとてもあっていると思いましたが、普通に立っている状態でも筋力を使うポジションなので疲れます。


値段はこんな感じ。10万円きります。





ATOMIC
アトミックのブーツはHEAD同様に樹脂のねばり感がとてもある感じで樹脂選定と成形レベルの高さを感じる。
ブーツ自体がとても綺麗で樹脂の充填もとてもうまくできている。
STI93mmとTI95mmの両方を履いてみました。
STIはかなり攻めてますがノルディカのRD5ほどではないです。
なのでSTIでも履けないことはないですが、TIでも十分だと管理人は思いました。
レクザムよりかかとをしっかりホールドしてくれるのですが、逆に指先側の上下は広め(幅ではなく上下)。
ですので足全体の包み込むホールド感はレクザムの方が良いかな。
樹脂の粘りがあるので、すねを前側にいれるとビヨンビヨンと跳ね返ってくる弾力がある。
滑っている時に反発をうまく扱えるといい滑りができそうです。
130だと返りの処理がちょっと難しいかもと思えました。



値段は10万円切ります。



インナーはくるぶしの所がものすごく盛り上がっているのが特徴で足首回りをしっかりサポートします。
この形状はよく考えられていてインナー開発にも力が入ってます。
しかし、このふくらみのせいで紐をしばった後にシェルに足をいれるのがメッチャクチャ大変です。
寒いとやばいかもしれません。





SALOMON
サロモンはラスト幅92mmのTOPモデルが2種類存在します。
S/RACEとS/RACE2と呼ばれ同じ92mmでも全く性格が異なる。
実はこのS/RACEは21/22モデルのTOP機種だったものが22/23で消滅して23/24で復活。
22/23モデルはS/RACE2しか購入できなかったのでバリエーションが増えたのはよいことです。
S/RACEは樹脂に光沢がなく、S/RACE2は光沢があるのが特徴。
採用されるインナーは同じ。しかしどちらもラスト92mmの表記だが、足を中にいれた感じはだいぶ違う。
S/RACEの方が広くてコンフォートだ。しかも同じ130でもシェルの硬さが全然違いS/RACEの方がソフトだ。
すねの角度は感覚的にアトミックに似ている感じでした。
基礎スキーヤーはS/RACEを選択するのがオススメと言われました。
ちなみに注文すればまだ全モデル買えるとのこと。昨年は初日で売り切れてましたからね



値段はちょっと高め。




NORDICA
skijamでは言わずとも知れた話題のnewブーツ。
管理人の感覚では、どんな板でも恐ろしいほどカービングマシーンになる魔法のブーツ(笑)
今、どんなブーツを履いているかで感覚は人それぞれだと思いますが、試乗をしないで買うとはまるかもしれないので要注意。
インナーの出来はすばらしいの一言です。レクザムにも見習ってもらいたい。
旧WCに比べるとシェルはだいぶ軽くなり薄くなりました。甲の上あたりは薄すぎて大丈夫かな?と思えるくらい。
このブーツもインナーの紐をしばった後にシェルを履くのがとても大変なブーツです。
詳しいレポは23/24モデルの試乗レポを読んでください。



値段はこんな感じ。





TECNICA
旧ノルディカと双子のブーツ。
言い換えると管理人が履いていたノルディカドーベルマンWCと同じブーツということになる。
ノルディカが発売してから7年目になると思います。
ノルディカは23/24でモデルチェンジしましたが、テクニカはそのまま継続販売します。
このブーツを新品で買うのであれば型落ちを探すのがいいかも。
結構まだ店舗にあると思います。



値段





LANGE
LANGEは長らくモデルチェンジをしていません。
テクニカ同様に今年で7シーズン目だと思います。
まずは型落ちから探すのがいいと思います。もし青色で売っていれば半額近いと思います。
また、「+」が付くモデルとつかないモデルがあります。
ラスト幅が同じでも+が付くと底の両脇が平らになっていて中が広くなっています。一方で+が無いモデルは両脇が丸くなっていてタイト設定の違いがある。
管理人は+モデルを履いてみました。足裏がペタっと底面につく感じで自然な感じな履き心地です。
スキーブーツの原点のような感じで、さすがスキーブーツの王道というかなんというか。
またレクザムにシェルの樹脂のたわむ感じが似ており(どっちかというとレクザムが似ている)ブーツの脱着がとても楽なのもポイントが高い。
でもLANGE担当の女の子が一生懸命説明してくれたのが一番の高ポイント(^^;カンケイナイ
(加筆)↑初期の記事で上記のように書いていたのですが、よーく思い出してみると「女の子」と言っていた人は技術選手権チャンプの渡邊渚さんではないかと思えてきた。よく考えたら彼女はロシニョール/LANGEチームではないか。いや、間違いない。
トークショーより前(金曜)にラングブースに行ったのと彼女がマスクをしていたので全く気が付かなった。これは失態だ。
一生懸命説明してくれた上に、しかもブーツの脱着時にバックルまで締めてくれて・・・。
ファンになりました(^^;



値段 ZA+130 ZJ+120



ラングのインナーは前後の真ん中あたりからつま先部分にかけてソフト素材をつかっていることで足の外形にフィットするようになっている。
他メーカーは先端のみに使われているのだが広範囲に使っているのがラングの特徴。





DALBELLO
カラーリング変更で基本継続となります。毎度思うがカワサキのバイクのようだ。
まず少しブーツが重い。最近は軽量なブーツが多くなってきましたがガッチリした作りで重厚感があります。
履いた時の包まれ感はとても良い感じでした。
また、ダルベロには大きな特徴があります。
かかとが低い位置でしっかり接地する履きごこちで、爪先側が少しウイリー気味になっている。
実はこの感覚、滑った時にすごい影響がでます。
ターン後半にスキー板のテール側を強制的に使う感じになるので、スキー板が後半にものすごく走ります。
ダルベロを購入したらランプ角調整をした方がいいと思います。
それによって滑りが大きく変わるはずです。
管理人はダルベロのノーマルランプ角で雪上で試乗をしたら上手にスキー板を扱うことはできませんでした。



値段





FISHER
フィッシャーというとスキー板の乗り心地にすごく特徴があるのが印象深いですが、ブーツも中々なインパクトがある特徴を持っています。
ダルベロのウイリー気味とは真逆で、かなり前のめりなポジションとなります。
カスタムフェアで管理人が履いたブーツの中で一番すねの前傾角度がついていると思いました。
管理人的にこのポジションは滑っている時はウエルカムなんですが、何気に立っている時も膝が常に曲がって空気椅子状態。なかなか疲れるではないか。
メーカーの人にかなり前傾がついてますね?と聞くと、「フィッシャーはポジションが作られた状態からの動作なので素早く動けるんです」との説明。なんか妙に納得してしまったが真実はいかに(^^;



値段。 紹介した中では一番高いブーツです。




実は金、土、日と3日間行ってきました。
一番混んでいたのはやはり土曜日。
学生さんなどが大量に来場していてウェアコーナーやブーツの試し履きは大人気です。
そしてなにげに空いていたのは日曜の昼過ぎですね。
たまたまかもしれませんが、学生さんは誰もおらずウェアコーナーも試着し放題でしたよ。

土曜日に行った時にたまたま、武田竜選手と渡邊渚選手のチャンピオントークが始まるところだったので、30分間話を聞いてしまいました。
渡邊渚さんを初めて見ましたが、想像より小柄な方であのような滑りができるとは驚きです。
二人とも現役アルペン競技選手で、コブを滑る機会が少ないので苦手で守りに入ってしまうとのこと。
やはりチャンピオンといえど人間ということか(^^;
しかし武田選手は死ぬほど練習して今は自信しかないと冗談まじりで言ってました(笑)







で、日曜日に行ったらトークコーナーでまた渡邊渚さんが単独でインタビューを受けてました。
髪型をおろしていたので印象がまた違いますね。




で、月曜日に闇の売人のところに行ってきました。
今年はレクザムを購入しようかと思っております。
インナーはちょっと気に入らないけどNGではないので。シェルはいいと思います。



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