22-23モデルスキー板 試乗感想レポート
※スマートフォン表示用に編集されていません。

雑誌などに記載されるコメントとは一味違う一般スキーヤーのコメント掲載です。
雑誌やデモなどは立場上、基本ほめることしかできないですからね。
【過去年度のskijam試乗感想はこちら】

試乗感想は「技術レベル」や「滑るスタイル」で異なります。
試乗の順番や、体調、雪質、斜度なども感想に大きく影響しますのでここの内容がすべてではないことをご了承ください。あくまでここの内容は参考としてお読みください。

また試乗された方は、感想をくれればどなたでも掲載いたします。
試乗感想を投稿したい方はこちらをお読みになってください。

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OGASAKA22/05/02  SALOMON22/04/24  HEAD22/05/02

ROSSIGNOL22/04/02 VOLKL22/04/02  ATOMIC22/04/09

FISCHER22/05/02 HART22/05/07  NORDICA22/05/02

ELAN**/**/**  STOCKLI22/05/02  BLIZZARD**/**/**

DYNASTAR22/05/02

評価
★★★3点:非常に良い ★★☆2.5点:良い ★★2点:標準 ★☆1.5点:もうひといき 1点:残念


OGASAKA
注)ホームページのリンクを張るときは必ずTOPページにリンク願います
http://www16.big.or.jp/~skijam/

①TC-SU SR585プレート版

試乗者:たわお兄貴 試乗日2月12-13日
身長:181cm 体重:76kg レベル:テクニカル
試乗場所:高畑 試乗長さ165cm 雪質:柔らかめ、滑りやすい
しっかり撓みます。
テールもしっかり粘ってくれます、ターン弧は描きやすい。
足元もしっかりしててその辺は私好み。硬いプレートだから??
バランスもいいが、ただトップの食いつきは私好みとはいかずルーズな感じ。
私板がロシのせいもあるが。
バランスは昨年モデルよりいいらしいが足元安定感は昨年モデルの方がいいらしい。(私のクラウン友達談)


試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:タングラム アサマ2000 鹿沢 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい、硬い雪の上に柔らかい、死亡雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
サイドカーブがSTから変わり板の厚みが薄くなってたわみやすくなったとのこと。
試乗は3回しています。
①タングラムの2月の柔らかいハイシーズン雪
②アサマ2000の硬い雪の上に湿雪
③鹿沢の柔らかい底付きがない春雪
タングラムの試乗とアサマ&鹿沢では滑り方を変えてみて試乗しました。
タングラムでは面で滑るような角付けをあまり意識しない滑り。
アサマ&鹿沢では角を立てて、たわませながら板に乗り込んでいくような滑りを試しました。
結論から言うと、面を使って板を上から押す荷重方法だと板をたわませるのが難しいです。
板がたわまないので板が動かなくなる感じになります。
別に滑れないわけではありませんが、動きが鈍いなと感じてしまいます。
面を使って滑る人はFM585プレートの方が良いと感じます。
一方で、角を立ててたわませる様に荷重するとものすごく板がたわみます。
結果、板がすごく動かしやすなって板が走るなと感じました。
試乗は自分のTC-SCのすぐ後に試乗をしています。
乗り換えた直後の操作感の差の違和感はありませんでした。
どちらもオガサカです(笑)
TC-SCはすごく曲がる板なのですが、TC-SUもすごく曲がると感じました。
ただ、たわみ方が違うので滑走フィーリングが違います。
どちらも悪くないですがTC-SCの方がレーシーです。
TC-SCの方が板の前側がグンとたわんで攻撃的に内側に入ってシュッと抜けます。
一方TC-SUは全体が均等にたわんでいるような感覚で、足元をセンターに板全体がUの字にたわんでいるような感じ。
しかしたわみすぎず、グリップ感もちょうどいい感じで内側に入ってきてシューっと長めに走ります。
最近の基礎スキー滑りは山まわりの見栄えと走りを重視している流れを踏んでいるのかなと思えました。
TC-SCは抑揚があります。TC-SUは常に均等。
なので基礎板っぽい動きなのはTC-SCよりTC-SUですね。
また、昨年のTC-STに比べて柔らかくなってマイルドになっているような気もします。
オガサカは、硬くなったり柔らかくなったりを交互に繰り返す傾向があるから今年もそのパターンかな。
TC-STでは強かったと思う人は是非試乗してみてください。

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②TC-SU FM585プレート版

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:タングラム アサマ2000 鹿沢 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい、硬い雪の上に柔らかい、死亡雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
FM585プレートとSR585プレートの重量差は20g弱なのだが、履いた感じではだいぶ軽く感じます。
滑ると板のしなり方もだいぶ違うことがすぐにわかります。
プレートがFM585に変わると、板の操作性が易しくなり少ない力で操作できるようになる。
足元がたわんで雪面に対して力が抜けるようになり、エッジ感も少しソフトになります。
少ない力でたわむようになるので、SR585より更に曲がるようになり振り回しやすくなります。
しかし操作感や挙動はあまり変わらないイメージで、SR585プレートから乗り換えても違和感を感じません。
この操作感の変化の少なさはたぶんプレートに頼っている領域があまり大きくないんだと思います。
板単独で完成した滑走感を作り上げていて、プレートで最後の味付けをする。
板の完成度が高いんだなと思いました。
FM585プレート版もかなりいいと思いました。失敗もかなり少なくなると思います。
管理人はSRでもFMでも所有してしまえば気に入ると思いました。
硬い斜面を滑る機会が多い人はSR585。
柔らかい雪やコブ斜面を多く滑る人はFM585。
管理人はコブ斜面を滑らない人なので、SR585の方が好みです。
一方で気になることもあります。これはSR585、FM585共通です。
春雪だと板の弱さを感じます。なんというのか雪に板が負けてしまう。
外国メーカーのトップ機種ではこのような感じがないのでオガサカ特有な感じです。
なにげにこれは自分の所有するオガサカでも同じ印象です。
オガサカは良い雪の時はすごくいいのですが、アイスバーンや春雪では面白みを感じにくい。
オガサカを買う時にはそこを考慮するべきですね。

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③TC-MU SR585プレート版

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:菅平、八方尾根 試乗長さ167cm
雪質:硬い雪、柔らかい雪
小回り★★2.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★2.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
この板はいい意味でなかなか手強いです。
ショート用板のような気持ちで乗ると、板が内に入ってこないので面喰いますので注意。
フォールラインから下に向かって強烈に落ちていきます。
SALOMONのPRIMEで「縦に落ちていきます」と書きましたがそれよりもはるかに縦に落ちます。
サイドカーブが違うので当然ですが別の種類の板です。
PRIMEは柔らかい雪だと縦に落ちる動きがなりを潜めますが、MUは柔らかい雪でも縦に落ちていきます。
ずらさないで、板なりにレールターンで滑ると普段大回りと言っているサイズ弧のような滑りになります。
この板で曲がるためには、ものすごく角付けをしてたわませるか、ずらす必要があります。
特に小回りをするには、管理人を含めて一般基礎スキーヤーは角付けがそこまで深くできないので捻りずらし操作が絶対に必要です。
そうしないと板が縦に走るので暴走します。
ある意味めちゃくちゃ練習になる板です。
面白いのはロングターン用板ほど難しくないので、その手の板としては非常に扱いやすい。
評価は難しいですね。
このMUはロングとショートの良いとこ取りともいえる反面、すごく中途半端な板とも言えます。
管理人であればスキー板を1本しか購入しないのであればオススメはしません。
セカンドモデルとして使用した方いいでしょう。
ショート用の板の方が日本のゲレンデ事情にはあっていると思います。


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④TC-LU SR585プレート版

試乗者:たわお兄貴 試乗日2月12-13日
身長:181cm 体重:76kg レベル:テクニカル
試乗場所:高畑 試乗長さ183cm 雪質:柔らかめ、滑りやすい
履いた瞬間の感想「重い」、滑走感は決して重くはない。
結構足元しっかりしてて良い。(トラGS-Mより全然しっかりしている。)
撓むし、ターンもしやすい安心して乗れる。
競技板のような切換で発射するなんてことは決してない。

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⑤KS-ES SR585プレート版

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:タングラム アサマ2000 鹿沢 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい、硬い雪の上に柔らかい、死亡雪
小回り★★★3.0点 大回り★★2.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★2.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
ケオッズというとツインキール構造とシェルトップ(サンドイッチ)構造のどちらかを好みで選択出来ることが売りだと思っていたのですが、残念ながら22-23モデルからツインキール構造がカタログから消滅します。
昨年発売のサンドイッチ構造のKS-NSが継続販売されたままで、同じサンドイッチ構造を採用したKS-ESが追加となる。
カタログからわかるのはKS-ESの方が全体的に少し太いということだけ。
トヨタのヤリスハイブリットとアクアハイブリットのような存在だ(笑)
でもノアとボクシーの関係ではないですね(デザイン違いではないので) どうでもいい(--;
まず現物を持ってみると板の重量がかなりあります。改めて重量スペックを見るとTC-SUより重い。
最近のケオッズシリーズの中では一番重いようだ。
ですが、履いて滑りだすとあまり重厚感は感じませんでした。
TC-SUの方がどっしりしてますし、あちらの方が確実に上級者向けなのがわかる。
KS-ESの操作感としては、足元を中心にくるくる回ります。
板を縦方向に動かすのではなく、テールコントロールでピボット的な動きを得意とします。
逆に弧を描きながら板を縦に滑らせる感じは得意ではない感じ。
なのでTCのように操作すると板がすぐに横を向いてしまう傾向があります。
このように板がすぐ横を向く傾向のスキーは、簡単な操作部類ですね。
2級ぐらいの人が試乗するととても操作しやすいと感じると思います。
また、昨年試乗したKS-NSよりも板のフレックスは硬いと思いました(ちょっと記憶怪しい)
コブなどを考慮するとKS-NSの方がいいかもしれません。
お金持ちの中級一般のスキーヤー向けだと思えます。

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⑥TRIUN SL SR585プレート

試乗者:たわお兄貴 試乗日2月12-13日
身長:181cm 体重:76kg レベル:テクニカル
試乗場所:高畑 試乗長さ165cm 雪質:柔らかめ、滑りやすい
カーコマがやり易い。
カーコマをやる分には走る感はあまり無いが捻り系小回りをしようとするとたまに発射する感がある。
私は切換で上方向に圧が抜ける癖(誤った抜重)があるが、この板で小回りをしたときの切換で多少斜面下方向に走るので、上方向への抜けるエネルギーが軽減されて下方向に行ってくれている気がする。
ただビデオ撮りしてないのであくまで主観。
ロシSUPERVIRAGEⅦLTD165に滑走感が似ているかもあくまで主観です。
ロシのほうが板に肉厚感があるクドいようだがあくまで主観です。


試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:菅平 試乗長さ165cm
雪質:硬い雪
小回り★★★3.0点 大回り★★2.0点 オールラウンド★★2.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
試乗するまではちょっと舐めてました。すいません。
最近試乗していなかったので、TC系(TC-SU)の延長線だと思っていたのですが全く違います。
硬い斜面での板反応は抜群にいいです。この反応はTC-SUとは比べ物にならないです。
角付けをすると、グンッとTOPがしなり板が反応して足元が勢いよく滑らかに戻ってきます。
走りも尖ったところがないので難しくありません。
しかも戻ってくる方向が下ではなく、横に向かって抜けてくるのでスピードコントロールが容易。
滑っていてギュンギュン動くのでめっちゃ楽しいです。
逆に考えると反応が良すぎて、ゆっくり動いてほしい時は手ごわいと感じるかもしれません。
そしていつでも小回り君になります(笑)
それとこの板の操作はあまり捻らない方がいいですね。
捻ると板が内に入ってきすぎるので、角付けだけで滑る方がいいかもしれません。
角付け量を多くできる人にとってはかなりオートマチックな板だと思います。
すごく楽しい板ですが、正しいスキー操作を覚えるという意味ではTC-SUの方がいいです。
かなり自動で動くのでオガサカっぽくないとも言えますが、エッジ感などはオガサカです(^^;
ただ何度も言いますが、硬い斜面で滑っていてめっちゃ楽しいです(笑)
また大回りは曲がりすぎるので、あんまり向いていません。


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⑦TRIUN GS SR585プレート

試乗者:たわお兄貴 試乗日2月12-13日
身長:181cm 体重:76kg レベル:テクニカル
試乗場所:高畑 試乗長さ183cm 雪質:柔らかめ、滑りやすい
撓む感はTCLUほどないがスピードが上がれば撓むと思う。
撓ましきれなかったせいもあるが、決して切換後に走りすぎることはない。
基礎板として使いやすい。
全体的にバランスは良い。
TCLUがよりしっかりしたという感じ。外観は30年前の復刻版?
昨年モデルよりバランスがいいそうです。(私のクラウン友達談)

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⑧TRIUN GSM SR585プレート

試乗者:たわお兄貴 試乗日2月12-13日
身長:181cm 体重:76kg レベル:テクニカル
試乗場所:高畑 試乗長さ180cm 雪質:柔らかめ、滑りやすい
エッジが全然ない感じの乗り味。
ピボットに勝手になってしまうので小回りがやり易い()
カービングスキー以前の小回り専用機みたいな板。
高速下ではエッジがなく安定感がないので怖くて仕方ない。
スピード出せないよぉ
チューン次第で変わると思うがGSほどの安定感は望めないと思うが操作性はいいかもあくまで予想です。

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SALOMON 

①S/RACE SL12

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:鹿沢・菅平・八方 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい雪/硬い雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
121-68-104 R13
22-23モデル サロモンはフルモデルチェンジとなります。
EDGE AMPRIFIERからBLADEテクノロジーに変更。渡辺一樹さんのコメントなどを見たり聞いたりするとなんとなく従来システムに未練があるように感じます(笑)
たぶんEDGE AMPRIFIREも相当いいと感じているのでしょう。
管理人の感覚では無機質な滑り味から、操作性重視になった感じがしてBLADEテクノロジーの方が好みです。
BALDEシステムは、全モデル共通で上側のメタルにコの字型の切り込みが前後に入っており、自然なたわみを引き出すという狙いだそうで。

わかりやすいシステムですよね。絵で見てすぐに理屈がわかるというのが面白い。
そしてTOPシートデザインは好みだと思いますが、旧デザインを今風にした感じでかっこいいと感じます。
SLシリーズは、SL10,SL12,PRO,PRIME,FISとランクされ、その中でSL12はSL10に続く2番目に軽やかな操作性重視モデルになる。
SL12はウッドコアの上側に0.6mm、下側に0.4mmのメタルが入っているのですが、PRIMEが上0.8mm下1.0mmとなっている。
SL12とPRIMEは1.8倍のメタル厚差だから全然違う乗り味ということは容易に想像できる。
SL12は同じアメヤスポーツでいうATOMICのS9iと同じ立ち位置にあるモデルと思われ、プレートビンディングはP73プレート+TLビンディングと同じものが搭載されている。
菅平で試乗した硬い斜面での印象は、とにかく板がよくたわむ感じがわかりました。
ATOMIC S9iよりもしなやかで板全体でたわみを感じるのはSL12の方です。
ターン弧が作られ始めるとすごく曲がります。これはS9iよりも曲がるイメージで、SL12の方が扱いやすいと感じる人も多いかもしれません。
BALDEシステムになってオートマチック感が薄れたとはいえ、やはりオガサカなどに比べるとだいぶオートマチックな感じ。
また、SALOMON全般(アトミックなども)の印象ですが全般的に面ですべるというより角付けで滑る感じが強い傾向があります。
SL12は板の操作性が易しくずらしやすいので、そこまで強く感じませんがSALOMONを含め外国メーカーはカービング指向で滑るRACE系の乗り味が強めと感じます
よく「日本仕様です」なんていう板はだいたい「ずらし重視傾向」に変更されていますので。
この滑走感を好むかどうかは、捻りを多用する滑りかどうかでも変わると思います。
更に別の言い方をすると、ひねれない人には向いているということかもしれません。
春雪でも試乗しましたが、悪雪に負けないで滑らかに板が進んでいきます。
板のたわみも感じることができますので、好印象です。
このSL12は2級程度から十分扱えると思います。
個人的にはかなりオススメだと感じます。


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②S/RACE SL PRO

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:鹿沢・菅平 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい雪/硬い雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
121-68-104 R13 サイドカーブなどはSL12と同じ。
おそらく同じ金型で制作されていると思われます。
SL12とデザインの違いはテールが白ではなく青ということ、トップシート表面のザラザラ感、SALOMONのMに色がついているなどの違いがありますが、雪上ではテールの差ぐらいしかわからないでしょう。
SL12同様にBLADEシステムが導入されていますが、芯材のメタルが上面0.8mm下面が0.6mmとなり合計で1.4mmとなっており、合計が1.0mmのSL12に対して1.4倍のメタル厚となっています。
次にSL12と大きく違うのが今回試乗したモデルはP68プレート+XLABモデル(ATOMICの呼び名だとXVER)でプレートビンディングシステムがワンランク上がっていること。
この差はかなり大きいと思います。
どうやらSL12と同じP73プレート+TLビンディングも選べるようですが試乗板はありませんでした。
(カタログにも載っていないので本当に買えるのか不明)
さて、乗った瞬間にSL12とは足元のどっしり感が違う。
たぶんこの違いは板の強度違いもそうだが、先ほど書いたXLABビンディングプレートの装着効果がとても大きく寄与していると思えます。
板のターン挙動自体は似ているのですが、板のたわみの出かたと足元のグリップ感が違うので操作フィーリングはかなりしっかりしています。そして板が走ります。
SL12の方がかなりずれを許容していて、振り回すことができるということがより実感できました。
菅平での硬い斜面で試乗した時でも、角付けをするとよく曲がります。
とても軽やかでちょっと曲がりすぎるぐらい。個人的にはもうちょっと粘ってほしいかなという印象。
PRIMEに比べるとたわみ量が簡単に出せるので、戻りが少しPRIMEより速い感じで板がすぐに横に走りたがる感じがします。故にすぐに横にいくので滑っていて楽です。
乗り味はPRIMEとSL12のちょうど中間という感じでサロモンの狙い通りかもしれません。
日本人は中間ランク大好きですから、これが売れるかもしれませんね(笑)
ちなみに八方尾根のアルペン試乗会ではSL PROはすでに受注受付中止になっていました。
ほしい方はお早めに。
最後にテククラレベルであれば、PROではなくPRIMEの選択でいいと個人的には思いますが・・・・。
悩ましいです。


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③S/RACE SL PRIME

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:鹿沢・菅平・八方 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい雪/硬い雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
119-66-104 R12
SALOMONの基礎トップモデルです。
基礎モデルではSL PRIMEだけ滑走面が虹色になっているのが特徴。
ただ、リペアしたら目立ちますね(^^;

プレートとビンディングはPROと同じP68プレート+XLABを搭載。
しかし板構造はメタルの厚みやTOPシート素材が異なっていて板がかなり強めに設定されている。
カラーデザインをよくみるとPROやSL12と違います。
PROやSL12はTOPシートが柔らかい素材とハイブリットになっているのでツートンになっていますが、PRIMEは柔らかい素材が使われていないためツートンになっていません。
サイドカーブはPROやSL12が121-68-104 R13なのに対して119-66-104 R12とトップとセンターが細身。
このサイドカーブはSL FISと同じ形状となります。製造金型が同じなんでしょうね。
そのため先端キャップもFISモデルと同じになっています。
FIS用から基礎用にデチューンしているということではATOMIC S9iPROと同じ位置付けです。
滑りだして感じるのはSL12やPROとは全く違い、ハード設定で上級者向けというのがわかる。
柔らかい雪面よりも硬い雪面の方がより顕著に差がわかりました。
トップ側とテール側の前後エッジもしっかり噛んでいる感じがあり板自体の張りが強い。
なのでエッジがガッツリ噛むような雪面状況では、低速域でテールを動かすような動き、高速でずらしを使う滑りはテクニックがいると思います。
またそのようなシチュエーションでスピードを上げていくと猛烈に縦方向に進みます。
トップからテールまで板全体のエッジが撓んで雪面に張り付いているような感覚でエッジが長く感じ、ターン中にエッジが粘っているのがよくわかります。
しかし噛んで外れないとは違う感覚で嫌な感じではないです。
粘ってターンしているので、滑走速度は速いのですが谷回りから山回りに入るまでがゆっくりに感じます。
そしてターンマキシマムから山回りで板が走るのでメリハリがいい感じであります。
ただ、回旋も含めてしっかりターン弧を調整しないとスピードがグングン上がって暴走状態になります。
角付けが浅い人や、たわみをうまく作れない人はプライムが曲がらないと感じるのではないかと思います。
硬い&エッジが噛む雪面はよりテクニカルな操作を求められます。
かなり難しい板です。管理人はやられまくりました。
特に試乗日のような硬い斜面だとスピードが出るので、板の反応をもらう正しいポジションにいるのに必死。
なにげにショートターンが難しいです。体が遅れると一気についていけなくなります。
板の挙動は好きなのに板についていけない。。
「ちくしょー」と思いながら滑っていました(--;
しかし制覇したいという欲求も出ましたね(笑)
さて、ATOMIC S9iPROと比較する人も多いと思いますので、管理人が感じたたわみ方の違いをオーバー気味に絵にしてみました。

S9iPRO XVERとICONともに板の前後が柔らかくて、足元を残してギュンとたわんで走る感じです。
PRIMEは板全体の張りが均一な感覚で、全体がグーンとゆっくりたわんで後半に鋭く走ります。
またS9iPROは前側のエッジ感がPRIMEに比べるとルーズでピボットのような動きがやりやすい。
PRIMEは前後のエッジ感がしっかりしておりS9iPROほど自由にクルクル動かない。
なのでS9iPROより難しいと感じました。
最後に八方尾根で試乗した時は春雪でした。
なにげに菅平の硬い斜面で試乗したときよりもだいぶ易しく感じました。
雪面が柔らかいと、たわみを作りやすいのでしょうね。そして良く曲がる。
いたって普通な板という印象です(笑)
逆に手強すぎなくて安心しました。このようなシチュエーションなら1級ぐらいでも扱えると思えましたし購入を検討しても良いと思いました。
どの板でも同じ傾向ですが、硬い雪、柔らかい雪、春雪で滑り味が変わります。
皆さんも試乗する時は気を付けてください。
テククラレベルはPRIMEに挑戦してもいいと思います。
でも、PROが無難かな~?(笑)


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ATOMIC 

①REDSTER S9i

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:アサマ2000 試乗長さ165cm 雪質:硬い雪の上に柔らかい雪
小回り★★★3.0点 大回り★★2.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速評価せず 中速 低速
S9iは昨年から継続です。デザインもそのまま。
Caruba軽量芯材とREVOSHOCKも変更なくそのままです。
まず感じたのはとても素直な板です。操作性に癖がありません。
でもサーボテック採用時代よりもATOMICらしさが少し戻ってきたなと感じます。
サーボテックモデルはとても扱いやすいのですが、優等生すぎて「らしさ」が薄れていたと感じていました。
一方でREVOSHOCKモデルから「しっかり」という感じが明確になり、らしさが戻ってきています。
直進性が高く、板が横に向くようなそぶりが少なくしっかりと前に進みます。
そのため弧を大きく作りやすく、フォールラインでも板が下に向かっていこうとするので見栄えがでる滑りができると思います。
ずらしにくいという感じはありませんが、オガサカなどに比べるとずれの量は小さいです。
板のスイートスポットが広く雑に乗っても板がしっかり受け止めてくれてしっかりグリップします。
一方で、自分で楽にずれをコントロールする領域が少ないとも言えます。
板がグリップしたがっているのに、ずらすにはテクニックや力がいりますので難しいと感じる人もいるかもしれません。
ただそこがATOMICらしさではないかとも思えます。
とはいえS9iは基礎スキー用として日本向けに開発されていますので、やはり乗り味は基礎スキーからの枠は出ていません。
もしかしたらテクニカル、クラウンレベルであれば少し物足りないと感じるかもしれません。
そのような方は赤いS9、もしくはS9iPROを試してみて下さい。


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②REDSTER S9

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:アサマ2000 試乗長さ165cm 雪質:硬い雪の上に柔らかい雪
小回り★★★3.0点 大回り★★2.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速評価せず 中速 低速
S9iと同様に昨年からの継続です。デザインの変更もありません。
更にS9iとS9のサイドカーブは同じです。
違いは芯材構成で、日本向けに軽量芯材で作られているS9i、S9芯材は海外スペックのままです。
重量の違いはカタログ値で片側51gほど。
簡単にいうとS9の方が少しだけガッチリしているということです。
カタログを見るとS9は最後の方にちょこっと記載掲載されている程度で押しが弱い(笑)
さて、板の挙動はS9iに非常に似ています。
所有者でなければ違う日に乗ったら違いに気が付かないかもしれない程度。
でもすぐに乗り換えるとわかります。板の強さが少しS9の方がありグリップ感がしっかりしています。
S9よりS9iの方がコントローラブルで簡単だ。
でも挙動などはほとんど同じです。
S9iのお兄さん板だと管理人は思ってますが、
メーカーの人にS9iと兄弟ですか?と聞くと必ず「違う板」ですと即答されます。
違う試乗会で聞いても同じ解答でした。
他人の空似ということか(笑)
S9iで物足りないと思う方はこちらをどうぞ。


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③REDSTER S9iPRO XVERビンディング

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:菅平 試乗長さ165cm 雪質:硬い最高の斜面
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★2.0点 速度域:高速 中速 低速
技術選手権に出る武田竜選手などのトップ選手が使うモデルです。
プレートビンディングは2種類から選ぶことができ、このモデルは従来から採用されるXVERビンディングモデルです。
(武田選手はICONビンディング仕様を使っています)
S9iと同じCaruba軽量芯材を使用をしているのだが、それ以外の部材はほぼSL板と同じ構成だ。
レース用の板を基礎用にデチューンしているというもので、S9iとは全くの別物。
制作金型も競技と同じ物を使用しているそうで、サイドカーブもFISモデルと同じ。
165cmだけSLスキーの金型変更があり、21-22モデルから別スキーになっているとのこと。
なにやら雪面に接している点が21-22モデルより少ないそうだが、滑ってもそこはさっぱりわからず(笑)
ただ確実なのはS9iとS9とは完全に別次元の滑り味ということ。
板のどっしり感、グリップ感、走り、安定感などすべてが1ランク上である。
この板を履いてしまうとS9iがスカスカに感じてしまうぐらい違う。
板の作りも違うが搭載されているプレートビンディングの効果も大きいと思う。
板を信頼して踏めるため、板の上で自由に動くことができます。
結果、角付けを深めていくことが容易。
そして武田選手のように深いターン弧が刻めるはずだが、そこは全く再現できません(笑)
なぜだ(--;
でも角付けを深めた時にえぐるように入ってくる感覚は、なるほどと思います。
ポイントは角付けの深さだと思います。
基礎スキーヤーが脱却できない面を中心に使った滑りだとこの板の性能は引き出せないかも。
管理人の滑りの問題もそこなんですけどね。
一般基礎スキーヤーにはS9iやS9の方が扱いやすいと感じると思いますが、本気でスキーを上手になりたい人があえてPROを購入するというのはありだと思います。
速度域が絶対的に上なのでそれに耐えうる筋力と遅れない技術力が必要となります。
易しいスキー板ではなく、厳しい板で練習をする。
こんな練習もありでしょう。
S9iPROの試乗はとても好印象です。
さて気になるのが来期発売されるSALOMON SL PRIMEとの比較。
交互に硬い斜面で乗り比べをしましたが全然挙動が違います。
PRIMEよりもS9iPROの方が、基礎スキーっぽいかなと感じました。
何故かというとS9iPROはトップとテールのエッジング感覚がルーズで板を振りまわしやすい。
板の単品ではPRIMEよりS9iPROの方が柔らかいと思います。
なのでPRIMEよりS9iPROの方がTOPの張りつき感はソフトな感触です。
逆にカービング体制に入った時のS9iPROの足元グリップ感は強烈です。
そして猛烈に走るのですが、いつでも走っているわけではなくメリハリがあるので扱いやすい。
全体のたわみで滑るPRIMEと、足元のグリップ感で滑るS9iPROといった印象です。
ただどちらも角付けの深さが大事で、競技板に近いと感じます。
PRIMEの方が強烈に縦に落ちるのでS9iPROより少し難しいかも。
ただどちらも悪くないです。これは完全に好みかと。
いやーこれは迷いますよ(笑)
1級では満足できず、テクニカル、クラウンを「本気で」目指すスキーヤーにはオススメしたいです。
普段使いで使うとなるとそれなりの覚悟はいります。


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③REDSTER S9iPRO ICONビンディング

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:菅平 試乗長さ165cm 雪質:硬い最高の斜面
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
武田竜選手モデルです。(市販モデルのまま使ってるのかは不明ですが)
当日はXVERモデルとICONモデルをすぐに乗り換えて試乗することができました。
このICONビンディングは、金具だけで11万円。板とあわせて26万4千円もします。ドヒー
しかも解放値の最低値が14。
なので、ちょっと一般用途に使うには危ないです。
一般基礎スキーヤーは、バネ仕様が変更されるまで購入しない方がいいかと思われます。
ゆっくり滑りだして感覚を確かめると、トップとテールが少しルーズな感じはXVERモデルと同じ。
この辺りはXVERモデルの試乗記を読んでいただければと思います。
角付けを開始してスピードをあげると板のたわみ方が違うのか、グリップ感が違う。
ものすごいグリップするのか?と思っていたのですが、ICONビンディングの方がソフトなのだ。
XVERのガチっと感がなりを潜めてしまった気がする。
XVERがオートマチックのグリップだとすると、マニュアルのグリップ感が出てきている。
アトミックらしさが身を潜めて変わりにオガサカっぽいというかなんというか。
XVERモデルは足元のたわみがフラットになっているような感覚で、スイートスポットが広くガツンと雪面に噛んで板が走るのですが、ICONモデルはフラット感が少なくてガツンと雪面に嚙まないのだ。
返却時にメーカーの人に聞いたのですが、ICONの方が自由度があってより上級者向けと言っていました。
うーん、そうなの・・・?と思う。
実はXVERの方が山回りで強烈に自動で走るので難しいと思っていたのです。
仮にXVERとICONが同じ値段だとしたらどちらを買うかメッチャ悩みますね
ATOMICらしさはXVERの方があります。
ただ現時点では解放値と値段の問題で買えませんけど。


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④REDSTER S9 FIS ICONビンディング


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HEAD



SUPER SHAPE e-SPEED

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:菅平 試乗長さ163cm 雪質:柔らかい雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
電子スキーダンピングシステム EMC(エネルギー・マネージメント・サーキット)という振動を運動エネルギーに変える仕組みを搭載しています。
本当なのかどうかは全くわかりません(笑)
長さの設定が163cmの次は170cmとなる7cm刻みです。
滑り味はすごく軽やかです。
どっしり感はあまりなく、サラサラと滑れます。
乗り味が素直で、尖った特徴がないので。誰にでもオススメできると思いました。
2級ぐらいの技術のスキーヤーにはちょうどいいと思いますが、もっと上を目指す人にはすぐに物足りなくなると思います。
一般スキーヤーの上級グレードといった感じでしょうか。
163cmという長さも一般スキーヤーにはちょうどいいかもしれません。


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②WC e-RACE

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:八方尾根 試乗長さ165cm
雪質:柔らかい雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
e-RACE PROとの違いは、板は同じでプレート違い。
e-RACEがセパレートプレート、e-RACE PROが一体プレートとなります。
この板も電気振動を推進力に変更する機能がついていますが、全くわからず(笑)
HEADには久々に試乗しましたが、嫌な癖などもなく非常に扱いやすい乗り味です。
八方の春雪でしたが、雪面をなめるように進んでいきます。
安定感も申し分ありません。板の上で自由に動くことができます。
どちらかというとオートマチック系の乗り味で、板主導で滑る感じですね。
来期SALOMONやATOMICよりも更にオートマチック感が強く無機質な乗り味です。
今季SALOMONのRASHに雰囲気が似ているかもしれません。
角付けをするだけで勝手にどんどん曲がりますが、板全体が綺麗にたわんでいる感じで尖ったところはなく走りもちょうどいい感じです。
ただ管理人的にはもうちょっとマニュアル要素がある板の方が好みですがそこは人それぞれでしょう。
この板に慣れちゃうと他の板がまがらなく感じちゃうかもしれませんね。
一体プレートタイプには試乗しませんでしたが、セパレートタイプでも十分な安定感だと思いました。
ただありがちなのは、一体プレートに試乗すると!こっちが良いとなるパターンがありますが一体プレートには試乗しませんでした。


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ROSSIGNOL

HERO MASTER ST

試乗者:たわお兄貴 試乗日2月12-13日
身長:181cm 体重:76kg レベル:テクニカル
試乗場所:高畑 試乗長さ165cm 雪質:柔らかめ、滑りやすい
リフトに乗ってて板自体の重さを感じた。
リフト乗り場までのスケーティングでは重さを感じなかった。
スパビラR22を強度を残したまま、よりロシ独特のトップ捉えの素早さを弱めた感じ。
ロシの色をいい意味で殺している。
でもそれでも他社よりはトップ捉えは少しありロシらしさは残っている気がする。
大回りもやりやすいかも。急斜面小回りも前半から荷重しやすかった。
スパビラR22より固いらしいが私には決して固くは感じない。
同等に感じる。と思ったが一回スパビラ乗ってからこちらに戻ってきたらやはりスパビラR22より硬かった。
トップが食わない分、撓んでいる感じがしなかった。
やはり今までのロシ乗りの経験があるのでスパビラの方が私向きかも。

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HERO MASTER LT M21
試乗者:たわお兄貴 試乗日2月12-13日
身長:181cm 体重:76kg レベル:テクニカル
試乗場所:高畑 試乗長さ183cm 雪質:柔らかめ、滑りやすい
持った感じ「重い」と感じた。
昨年モデルは扱いやすく撓み易いし、エッジも程よく噛むと思ったが、今年モデルは以前の黒白モデルに戻ったような「ガチッ、ビューン」と下方向に走るし、エッジもなかなか外れない。
難しくなった感じがする。昨年モデルの感じ方が間違いだったのか
高速下ではそんなにエッジが外れないっていう感じもなく、適度に外れるし多少扱いやすくなってきた。
でも下方向には少しは走るから多少扱いづらいが、こんなもんなのかなぁ。

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SUPER VIRAGEⅦ LTD

試乗者:たわお兄貴 試乗日2月12-13日
身長:181cm 体重:76kg レベル:テクニカル
試乗場所:高畑 試乗長さ166cm 雪質:柔らかめ、滑りやすい
デザインが昨年の砂の惑星モデルより良くなった。
砂の惑星モデル宮学園学園学園の野球ユニのモデル分かる人にしか分からない()
滑走感はトラSLに似ている。
しかしトラSL以上にカーコマは両足同調しやすい。
かつて程のトップがドンドン内側に食い込む感はないが、それでもやはりロシ特有のその内側への食い込みは健在。
昨年モデルよりは内側への食い込みは多少強くなったかも。
私持ちの2年前のロシより張りがあるので少し難しく感じる。
HEROMASTERST乗ってからこちらに戻ってきて乗ってみたら乗り方が全然解らなくなった??
この板が独特過ぎるのかすぐトップが内に入り込もうとするので横に板を出せないので谷回りが作れない。
どうしよう…HEROMASTERSTほどトップがルーズでないので谷回り時間を多く取れないが、どうにかして面で滑る意識で谷回りを滑るしかない??。
落ちてこない横移動ばかりに、もしかしたら見えてしまっているかも。


試乗者:管理人 試乗日3月166日 レベル:テクニカル
試乗場所:鹿沢 試乗長さ165cm 雪質:柔らかい雪
小回り★★★3.0点 大回り★★2.0点 オールラウンド★★2.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★2.0点 速度域:高速 中速 低速
板が内にかなり入ってきます。お~ロシニョール!という感じ(笑)
今回の試乗で内に入ってくるというとHARTのSF VFプレートですがあちらよりスムーズに入ってきますし、テールの抜けもこちらのの方がいいです。
操作感での嫌な違和感はありません。
この内に入ってくる感じですが、トップエッジがガツンと噛んで入ってくるというより、ビンディングより前側がすごくしなって曲がって内に入ってくる感じです。
レース系のようにTOP側が敏感な感じではないので、基礎板っぽい曲がり方と感じます。
板の安定感も軽いのにありますね。ここは好印象です。
一方、今年の試乗で気にしているフォールラインで下に落ちれるか?ということに関しては微妙です。
すぐに板が横に進みたがります。
この「横」というキーワードですがOGASAKA ケオッズESとは違います。
あちらは「テールが出て横になってしまう」こちらは「勢いよく曲がって横に進みたがる」です。
このヴィラージュの傾向はHARTと似ていて、簡単な操作の部類ですが自ら落下をしていかないと滑りが小さくなってしまいます。
自分の滑りをよくビデオで見ている人は気が付けると思いますが、知らないうちに滑りが小さくなっているにも関わらず、気持ちよく滑れている気になってしまっているという麻薬のような乗り味です(笑)
と書いていたら、兄貴の試乗感想にも似たようなことが書いてありました。
言葉は違いますが、似たようなことを言っていると思います。
管理人的には1級テククラレベルの人ではもう少しマニュアル操作の板の方がいいかなと思います。

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VOLKL

①RACETIGER SL

試乗者:たわお兄貴 試乗日3月5日  
身長:181cm 体重:76kg レベル:テクニカル
試乗場所:高畑 試乗長さ165cm
雪質:朝方は下地が固く、その上に少し雪が乗る斜面。午後は多少緩みブレーキ雪になる。
SLマスター板に比べてウェイトがかなり軽い。
その分、板全体が雪に埋まることがないので、雪の上をなぞっているだけの感じ。
チューンのせいもあるのだろうがエッジが角付しずらく感じる←板を体から離さないと角が立ってこない感じ。
本来はトップから食い込ませて板全体を撓ませてターンする板とメーカーの人が言っていました。
私には技量不足で出来ませんてした。
でも板全体で撓んでいる感はあるような気がする。(これまた技量不足で撓ましきれませんでした。)
かなり軽いので取り回しやすいという意味では操作性はいいが私には自分板(ロシ)とフォルクルがあまりにも性質が違うので操作し難い。
私が操作すると撓ます前に板に溜まったエネルギーが勝手に前方向に抜けようとして、骨盤の下に板をキープしないとすぐ発射してしまいます。
つまりうまく撓まない。常に骨盤下に置いておけば操作性がいい板になりそうな感じがする…私には無理かもだけど。

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②RACETIGER SL MASTER

試乗者:たわお兄貴 試乗日3月5日
身長:181cm 体重:76kg レベル:テクニカル
試乗場所:高畑 試乗長さ165cm
雪質:朝方は下地が固く、その上に少し雪が乗る斜面。午後は多少緩みブレーキ雪になる。
足元はしっかり感がある。
しかし板全体で撓んでいる感はない。低〜中速では全然撓まない。
高速下では撓んでくれて安心感がある。
かなりトップから食い込ませないとビィンディングより前の部分が撓まなく、いい位置に乗れない。
プレート部は固いので撓むと言ってもビィンディングの前後部分を撓ませて足元は撓まない形の「コの字」型を形成する板とメーカーの人は言っていました。
どっしり感はあるので勝手にある程度雪面に埋まってくれて「除雪」は、しやすく、クラシカルな小回りはやり易い。
撓ませきれないので私はカーコマはあまり出来なかった。
足首の緊張を緩めると即座に発射します。私の技量不足。
でもメーカーの人はトップロッカー・テールキャンバーだからターン最後までしっかり回ってくれる板だと言っていました。


試乗者:管理人 試乗日3月166日 レベル:テクニカル
試乗場所:鹿沢 試乗長さ165cm 雪質:柔らかい雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
軽やかに走り、どっしり感というよりスパスパと雪面を切っていくような乗り味です。
とにかく操作感が軽く少しフワフワしているような滑り味で板を振り回しやすい。
VOLKLのこのシリーズは昔から乗り味は変わっていないと思います。
少し滑っただけで「あ~VOLKLの感覚だ」と思い出しました。
板が走りだすのが我慢できない感じで、谷回りの段階から板がシューっと走り始めるような印象。
少しでもたわんだらすぐに反発しているようにも思えます。
管理人が所有するHART ST DEMO SP3 にピストンプレートをつけた状態になんとなく似ています。
常に板が走りだしたくて我慢ができないようだ。
たぶん硬い急斜面では更に強烈に走るのでは?と想像できますが今回は試せず。
一緒に試乗していた兄貴がウイリーしてるような感覚と言っていましたが、言葉や感じ方は違うけど同じことを言っているんだなと思いました。
変な挙動は特になく操作性に難はないが、もうちょっとどっしり構えていてくれた方が管理人の好み。
ここは好みの話であってこれを好む人がいてもおかしくない。
昔から継続されるこの乗り味。ある意味一貫していてます。
VOLKL好きは安心して購入できると思います。

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③RACETIGER GS MASTER

試乗者:たわお兄貴 試乗日3月5日
身長:181cm 体重:76kg レベル:テクニカル
試乗場所:高畑 試乗長さ178cm
雪質:朝方は下地が固く、その上に少し雪が乗る斜面。午後は多少緩みブレーキ雪になる。
履いてスケーティングしてみて「意外に重くない」がファースト印象。
滑走感も軽いし非常に操作性もいい。
プレートが固いせいもあるが余り板全体で撓んでいる感がない。
もしかすると183を履けば、もう少し撓んでいる感は出るかも。
足元のしっかり感は普通。それ程、どっしりという訳ではない。
板トップの捉えは、前乗りしてトップから食い込ませる意識が無いとトップが全然使えない。
ちょっとでも気を許し足首を緩めると切換後に発射する感じはあるが小回り板のそれ程でもない。
予想以上に操作性が良い。昔のGDの方が、よっぽど発射しましたよ。

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FISHER



①RC4 RCS+Z12

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:菅平 試乗長さ165cm
雪質:硬い雪
小回り1.0点 大回り1.0点 オールラウンド1.0点
カービング★★★3.0点 ずらし1.0点 速度域:高速 中速 低速
唯一試乗会で転んだ板です(笑)
滑り出しの1ターン目で転びました。
それぐらい他のメーカーと乗り味が違います。
ぽぺーや、がんまさんがフィッシャーはテールのエッジ操作がメインと言っており、耳にタコができるぐらい聞いていたので理解していたつもりですが、想像を超えてました(^^;
とにかくターン後半にテールが張り付いて走ります。
しかも雪面をつかんで離さないタイプの張り付きかたです。
他メーカーのように山回りを仕上げるような滑り方をすると、切り替えをしたいタイミングでもテールのエッジが食いついて走り続けてしまう感じです。
一方でターン前半を作っていこうとしても、ビンディングより前側のエッジ感がなくて足元から後ろ側だけで滑っているような滑走感で谷回りを作っていくことができません。
なので小回りで滑っている最中のターン弧は浅い山回りしかない感じで、短いエッジングでテールを走らせてすぐに荷重をやめる→ジャンプして切り替える の繰り返しになってしまいます。
ショートターンはオートマチックに反復横跳びをしているような感覚です。
管理人はそのひとつのバリエーション運動でしか滑ることができませんでした。
板に一定の運動をさせられているような感じかな。
一方、ロングターンはテール側が噛んで離れなくなるのが小回りより更に顕著になり、どこまでも板が突き進んで吹っ飛びそうになります(笑)
この板でロングターンをしている時は、手をグルグル回しながら雄たけびをあげながら滑ってました(^^;
たぶんフィッシャーのオリジナルの乗り方というのが存在するような気がします。
スキー操作が独特なのは間違いないですね・・・。
管理人的には基礎スキーというジャンルではあまりオススメできません。
もう少し上級レベルの板に試乗しようと思いましたが、怪我をしそうなのでやめてしまいました。
柔らかい春雪でこんな感じなので、雪面がしっかりしたエッジが噛む雪だとどうなってしまうのだろうか。
最近はどこのメーカーも似たような乗り味になってきているのですがフィッシャーは特別です。
ちょっと驚き。


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HART

①Circuit66SH VFプレート

試乗者:管理人 試乗日3月18日 レベル:テクニカル
試乗場所:アサマ2000 試乗長さ165cm 雪質:硬い雪の上に柔らかい雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速評価せず 中速 低速
板の印象:ST DEMO SP3とそっくりな乗り味?
試乗板はST DEMO SP3のデザインでしたが、正式には真っ白な板になるそうです。
(なので板の実物写真ではなくデザインイメージ図です)
SHとSFはサイドカーブはST DEMO SP2,3,4,5と同じ。
SHがハード設定で、SFがソフト設定だそうです。
芯材構成などはST DEMO SPシリーズから完全にオールニューとなりフルモデルチェンジ。
SH+VFで滑り出してすぐに感じたのが管理人が所有しているST DEMO SP3に非常に似ている。
ST DEMO SPシリーズはver1~5(4と5は柄違い)まで発売されたのですが、一番のり味がしっかりしているモデルがSP3。
試乗板のデザインが自分の持っている板と同じこともあるのか、自分の板で滑っているような錯覚をおこす。
たぶん当日に自分の板と乗り比べをすれば差がわかると思いますが今日は持ってきておらず。
ハイスピードで滑ると違うかもしれないと思ったが、本日はガスで視界が悪いので高速では滑れませんでした。
HARTの特性として、早いエッジの捉えから山回りを楽しむ板と言えますが、エッジのかかり具合、ターン始動、弧の作られた方などHARTの特徴をそのまましっかり継続している。
捉えてからフォールラインをすぎて切り替えまでの山回りが気持ちよく伸びる滑走感もそのまま。
ここは変わらず、すばらしいと思えました。
正にTHE HART様です(笑)
ただ微妙な所も継続。
HARTの板はフォールラインのエッジングが短めなのだ。
フォールラインからすぐに向きを変えて横に滑りだす傾向があるので下に落ちる滑りが作りにくい。
実は微妙と言ったものの、板が横に滑ることで楽だし、切り替えもやりやすく簡単な操作感となるが、ここを気に入っているスキーヤーも多いと思う。なのでメリットとデメリット表裏一体ですね。
それも踏まえて、どの感覚もST DEMO SP3と同じなんだよな~。
やはりハイスピードで滑らないと真価は不明という結果です。
ST DEMO SPシリーズを買いそびれたと思っている人は是非試乗してみてください。

追加情報
実はSHは管理人の所有するSTSP3と同じだそうです。
なるほどですね。



試乗者:たいちん 身長:185cm 体重:重い 年齢:じじぃ レベル:正指導員
試乗日2022/5/5   試乗場所:ガーラ湯沢スキー場
試乗板 Circuit66SH VFプレート
試乗長さ165cm 雪質:ざぶんざぶん 中急斜面/緩斜面不整地
SH VFプレートは、カチッとした剛性があって実に気持ちいい。
SFに比べると板がしっかり走る感じ。
板から圧をもらう滑りも、板に重さを乗せていく滑りにもバッチリではないかと。
固いバーンで滑りたい。
オガサカのTCみたいな剛性感。しかし、クイック感と板が走る感じはこっちかな?
オガの方が、乗り手が動かしていく感じ。HARTの方が動いていく感じ。(かなぁ?)
私がどちらかを買うならHART/SH。と思う。


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Circuit66SH ピストンプレート
試乗者:管理人 試乗日3月18日 レベル:テクニカル
試乗場所:アサマ2000 試乗長さ165cm 雪質:硬い雪の上に柔らかい雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★2.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速評価せず 中速 低速
この組み合わせもVFプレート同様にST DEMO SP3+マーカーピストンプレートと印象がすごく似ています。
印象としてはピーキー気味な操作感でとにかく走る。
なにげにVOLKL SLマスターのピストンプレート版に似たような走る感覚で、ターンマキシマム前に板が走り出してしまうような感覚というか雰囲気が似ているのだ。
どちらも、軽い操作感で走る板+マーカーピストンプレートという組み合わせなのは同じ。
決して同じ操作感ではないんですけども・・・・。
実はVFプレート版にもこの傾向があってターン前半で板がシュルシュルと走り出すのだが、ピストンプレートがつくことでより顕著になる感じで許容範囲を超えてしまう感じ。。
操れないわけではないのですが、板が前にいかないように抑えながら滑る感じとなってしまうのが気になる。
またもう一つ気になったのが、板の過激な走りに対して安定感が足りなく感じる。
スイートスポットがシビアなのか、荒れ気味の斜面だと管理人のポジション操作だと難しい。
この辺りはアトミックのS9iPROやサロモンのPRIMEやPROなどのXVER方が好印象ですね。
一方でVFプレート同様に山回りがグーンと伸びる乗り味でここはすごく気持ちよい。
ビシっとした整地で高速試乗をしたら非常に楽しい板ではないかと思いますがそこは試せず。
今日の霧と少し荒れた状況では真価はわからなかったかな。


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Circuit66SF VFプレート
試乗者:管理人 試乗日3月18日 レベル:テクニカル
試乗場所:アサマ2000 試乗長さ165cm 雪質:硬い雪の上に柔らかい雪
小回り★★2.0点 大回り★★2.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★2.0点 ずらし★★2.0点 速度域:高速評価せず 中速 低速
SFもSH同様にデザインは白になるそうで、テールの文字印刷が異なるトップシートとなる。
サイドカーブはSHと同じで、SHに比べて柔らかいモデルになります。
ですが乗り味は全然違います。全く違うモデル。
管理人の操作感だと柔らかすぎだと感じました。
SPシリーズで最も柔らかいST DEMO SP4より柔らかい気がしましたがそこは断言できません。
霧でスピードが出せない状況でしたが、それでも板がたわみすぎてしまいます。
ものすごく板がしなるので、めちゃくちゃ急激に曲がって内に入ってきます。
ターン前半からしなりすぎてしまうので、谷回りのターン弧が潰れてしまい板が横を向いてしまう印象です。
そして板がしなり続けて山回りでエッジが噛みついて離してくれなくて戸惑いました。
通常であれば板が進みながら自然とたわみが戻って切り替えることができるのですが、意図的にテールの圧を抜いてあげないといけないので滑っていてぎこちなくなります。
面白い挙動だなと思ったのは、ただ柔らかいだけだとグリップがなくなって踏み抜けてしまうのですがテールが粘るんですよね。トーションはしっかりしているのかな。なにげにこの辺りは今風な板の乗り味です。
管理人の感想はたわみ方とエッジの噛みつきのタイミングがよくない印象になってしまいました。
後で思ったのですが、もしかしたら角付けより面を多く使って滑るといいかもしれません。
そういう板だとして試乗をすればまた違った評価になります。
人によってはめちゃくちゃ曲がってグリップがすごい!という評価になるかもしれませんし。
管理人的にはスピード域が上の1級より上級スキーヤーにはオススメしずらいです。
逆に一般スキーヤーには、簡単カービングでいいかもしれません。

追加情報
実はSFはSTSP4(5)と同じだそうです。
こんなに柔らかかったっけ?と思いましたが、そうなんでしょう・・・。



試乗者:たいちん 身長:185cm 体重:重い 年齢:じじぃ レベル:正指導員
試乗日2022/5/3   試乗場所:みつまた/かぐらスキー場
試乗板 Circuit66SF VFプレート 試乗長さ160cm 雪質:ざぶんざぶん 中斜面/不整地
フィッシャーのRC4/SL158が、キレッキレの小回りオートマチックマシンでしたので
66SF/160はいい意味でもう少しダルな感じで、よりいいかなと期待して試乗。
残念ながら私の身長/体重では、この板では安定感が得られませんでした。(操作感が「軽い」)
固い整地なら印象は違ったかも。
しかし、板に重みを乗せていくとそれなりにしっかり戻ってきます。
Rが小さいことと、しっかりした板だからでしょう。
固めの整地で板から積極局的に圧をもらいに行けるレベルのスキーヤーなら
最高に楽しいかも。
板の返りを受け取れるレベルの1級・準指クラスの女性ならばっちりかもしれません。
想像ではピストンプレートの方がいいのではないかと・・・。


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Circuit66SF ピストンプレート
試乗者:管理人 試乗日3月18日 レベル:テクニカル
試乗場所:アサマ2000 試乗長さ165cm 雪質:硬い雪の上に柔らかい雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速評価せず 中速 低速
VFプレート版があまり良い印象ではなかったので期待していませんでしたが、マーカーピストンプレートを装着してSFは生まれ変わりました。
たわみすぎの感覚がなくなり絶妙なたわみ具合になります。
プレート交換でここまで変わるのか?
というぐらい違い衝撃を受ける(笑)
たわみ感が抑えられ、TOP側とテール側のアンバランスな感じもなくなり非常にのりやすい。
VFプレートのテールが噛みついて離さない現象も発生しません。
またマーカープレートでどっしり感が出てきて、走りに適したちょうど良い足元安定感も手に入れています。
そして管理人レベルに対して走りすぎないので少し操作に余裕がでてきて、SH+ピストンプレートのようなピーキー感も感じません。
オガサカの板のような純基礎系の操作感を好むスキーヤーで、一般1級テククラレベルの方はちょうどいいと感じると思います。
となると「SH+VFプレート」と「SF+マーカープレート」のどちらがいいんだい?となります。
板の軽やかさはSH+VFの方があります、ひらりひらりと操作することができます。
一方でSF+マーカープレートは、グイングインと動き、全体的にしっとりしています。
個人的にはSF+マーカープレートの方が雪面に張り付いているような見栄えがでる滑りが出来るのではないかと思いました。
SFはトップ側のたわみの戻りがマイルドなので、谷回りのつくりやすさがあります。
そしてピストンプレートでたわみ止まりがきちんとあり、足元グリップがしっかりしています。
これはありですね。
来季のHARTを考える人は、ぜひSF+ピストンプレートに乗ってみてください。
HARTの中で一番いいかもしれません。
ただ高速で試せていないのが心残りです。



試乗者:たいちん 身長:185cm 体重:重い 年齢:じじぃ レベル:正指導員
試乗日2022/5/5   試乗場所:ガーラ湯沢スキー場
試乗板 Circuit66SF ピストンプレート
試乗長さ165cm 雪質:ざぶんざぶん 中急斜面/緩斜面不整地
12月にMT DEMO165cm VFプレートを借りて試乗しましたが
やわらかい板がいいかと思っていましたが、わたくしには反応が弱すぎでした。
体重のせいでしょう。(わら;)
また、5月3日にSF165VFプレートも借りましたが、買いたい!というほどではなく
買うならオガサカのTCかなぁ?という感じでした。
するとアルペンの方からは是非ピストンプレートでということもあり
今回SF+ピストンを試乗しました。
SF165のピストンはVFに比べ板のたわみがしっかり出たように感じます。
ピストンの方が固そうなのですが印象は全く逆。(なぜだろう)
本当に乗りやすい。楽しい。
ざぶざぶで、固い整地バーンではなかったので走りの性能はよくわからず。
しかし、そんなに難しくない板に感じます。
足前によって、感じ方が変わるかと思いますが
2級~準指受験者なら「マジいぃ」お供になるかと思います。
よく言えば、大変に扱いやすい。悪く言えばもっと反応がよくてもいい。
ただ、不整地はコッチの方がいいかな?よくわかりません。


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NORDICA・BLIZZARD



①DOBERMANN SL WC DEPT M PLATE

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:菅平 八方尾根  試乗長さ165cm
雪質:硬い雪 柔らかい雪
小回り★★★3.0点 大回り★★★3.0点 オールラウンド★★★3.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★★3.0点 速度域:高速 中速 低速
昨年からの継続でカラーリングもそのまま。実は板としては3年目だそうです。
このWC DEPT Mプレート版は日本仕様にデチューンされたスキー板とマーカーピストンプレートの厚さ10mmの組み合わせとなっています。
(この上位機種として14mmのプレート版もカタログに存在します)
実は昨年アルペン試乗会でこのMプレート仕様を試乗していたのですが、エッジチューニングが強烈すぎてまったくずれない状態で、まともに滑ることができなかったので試乗感想が書けませんでした。
ですが、今回の試乗印象は全く違いました。チューンは大事。
この板は試乗板の中でも抜群の扱いやすさと、すごい楽しさを持ち合わせていました。ちょっと驚きです。
マーカーピストンプレートを装着するメーカーは沢山ありますが、この板のマッチ度はトップクラスです。
気温の低い硬いハード斜面での試乗でもサンドイッチのしなやかなさと絶妙な足元のグリップを感じることができます。
スイートスポットも広く、雑にのってもしっかりグリップして板が反応してくれます。
これはずるい板です。
そしてターン後半の走り具合もいい具合にじゃじゃ馬感が残されており面白さを演出しています。
1級テククラレベルの一般上級スキーヤーには、簡単すぎず、難しすぎず、そして扱いやすい、更に挑戦しがいのある板だと感じると思います。
ターン弧のでき方ですが、谷回りからフォールラインにかけて板がしっかりたわんで粘ってくれます。
粘っている間、少し時間があるのでしっかりポジションを作っていけます。
フォールラインから板が走り始めて、板のたわみが戻るのをスキーヤーが感じれとれるような絶妙なタイミングでターン内側に板が入ってきます。
先ほども書きましたがスキーヤーがたわみが戻るタイミングを感じとれるので、そこで板を縦に落とせると、板の押し返し具合で しなり戻りの速さをコントロールすることができて弧の仕上がりを調整できます。
縦に落とさないと、板が横に走りながら抜けるので、これはこれで楽です。
管理人の所有するHART STSP3よりも忙しくなく、非常にジェントルな乗り味といった印象。
別の日の八方尾根では柔らかい雪面で試乗をしました。そこでも安定感は健在。
硬い雪ほどの板のかえりはありませんが、しっかり板が反応してくれます。
柔らかい雪で試乗した中でも抜群の操作性です。いい感じの走りも残っていて挑戦しがいもあります。
ハードな硬い斜面、柔らかい斜面のどちらでも優秀で、基礎スキーの板選びで一本でなんでもこなすということであればベストバイかもしれません。
オガサカほど優等生すぎずじゃじゃ馬感があるにも関わらず、オガサカよりもスイートスポットが広いという不思議な板です。
一般テククラレベルには是非試乗してもらいたい板です。


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ELAN



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STOCKLI




①STOCKLI LASER SL WRT WC20 + WRT 16FF

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:菅平 試乗長さ165cm
雪質:硬い雪
小回り★★2.0点 大回り★★2.0点 オールラウンド★★2.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★2.0点 速度域:高速 中速 低速
超高額スキー板です。
ビンディング込みで25万3千円。ドヒー
板自体は継続で変化はないそうですが、来期からビンディング設定が2種類から選べるようになりました。

試乗したのは、評判がいいSRTモデルではなく来期から追加になるWRTモデル。
実はカタログ上ではWRT WC D20+WRT 16FFと書かれているが、ATOMICやSALOMONで採用されるXVERプレートビンディングシステムのことだ。
試乗板を借りる前にSRTと全然乗り味が違いますよ。と言われる。
しかしSRTモデルを試乗していないので違いがわからない。。。。。スンマセン
滑りだしてすぐに感じたのは、とにかく板が走る。
走って走って走りまくる(--; 管理人の苦手とする乗り味だ。
板が少しでもたわむと走り出したくてしょうがない感じで、山回りまで板がたわみ解放を待ってくれない。
いつでも板が走っている感覚で、かろやかな滑走感でひらりひらりと切り替えることができますが最近の流行っている滑り方をするには厳しい。
乗り味的にはクラシカルなレース板の感覚で、短い鋭いエッジングでスパスパ山回りを切り裂くように滑るのには向いていると思えました。
普段使いにはSRTプレートビンディングの方が良いのではないかと思います。


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DYNASTAR

①SPEED FIS SL LTD C NOEL R2

試乗者:管理人  レベル:テクニカル
試乗場所:菅平 試乗長さ165cm
雪質:硬い雪
小回り★★★3.0点 大回り★★2.0点 オールラウンド★★2.0点
カービング★★★3.0点 ずらし★★2.0点 速度域:高速 中速 低速
普段FISモデルには試乗しないので、気を張って試乗したのですが案外乗ることができました。
板の挙動自体は一般的だが、さすがFIS、エッジグリップ感が強烈です。
ただグリップしていますが、雪面を離してほしい時はすぐに離してくれるので扱いやすい。
当然ですが板自体がかなりしっかりしているので、たわみを出すには高い滑走速度が必要です。
なので春雪の荒れてきた斜面では板のかえりが鈍くなるので、どっしり感が強調されて軽快感がスポイルされてしまいますね。
一方で、アイスバーンでのグリップ感は張りついたようにグリップします。
八方のウサギ平最上部の荒れてきたコブの裏側が氷になっていたのですが、板がはりつくようにグリップするのでなにげスピード調整がしやすいというメリットがありました。
しかしこの雪面への張り付き感は、硬い雪だとやばいと思います(笑)
足がもげるかもしれません(^^;


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