1月は、珍しくインフルエンザにかかってしまいました。幸いそれほど酷いことにはなりませんでしたが、それなりにぐったりしますし一週間は外出できなかったりと、大変でした。皆様もお気をつけ下さい。
昨年から良かったものシリーズ:
「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」
東京での展示は昨年12月で終了し、現在は高知のようです。絵画などの美術品の展示はよくありますが、室内の調度品なども展示されているのはなかなか珍しいですね。貴重な素晴らしいコレクションを堪能できることはもちろん、宮殿好きの方なら豪華絢爛な世界の一端に触れることができて歓喜間違いなしかと思われます。
「Downton Abbey」
イギリスのマナーハウス好きなら必見。物語も役者さんもセットも衣装もどれをとっても目が離せない出来です。日本語版のディスクはまだかなー。iTSから入手したUK版だけでは、英語のできない身としては理解に限界が……。魅力的な登場人物ばかりですが、個人的にはJohn Batesさんの幸せを願ってやみません。泣けます。
「ホビット 思いがけない冒険」
めちゃくちゃ突っ込みどころ満載ですが、すごく豪華で、とても面白かったです。これはぜひ自宅のTVで、家族や友人とあれこれ言いながらもう一度観たいなあ。ゲームが映画化しているとよくいわれますが、この映画を観ると映画がゲーム化しているという印象。fpsのせいもあるのかもしれませんし、絵作りもそうですし、構成もステージクリア型のアクションゲームのようで、観ながら「あーこれは絶対無理、絶対にここで詰む!」と思うことしばしば。
なお、この映画でLotRの世界に旅したくなった人には、「ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング」のゲームがおすすめかもしれません。LotRの映画準拠なので、かなり雰囲気は堪能できます。難点はバグが多いこと。
そして延期の末にようやく『The Art of Blizzard』が届きました。
すごい厚さです。想像以上に大ボリュームで、見応えは十二分にありました。
この本の中で語られていることですが、中国のアーティストさんが鰤に送ったファンアートに、スタッフが大変感銘を受けて本人にコンタクトし、最終的にその方は鰤のアートチームの重要な一員になったというエピソード……なんというか、ゲーム業界に夢があって良いですね。
pixiv等で絵師を誘ってタダ同然で描かせるとかいう貧しい業界事情とつい引き比べてしまいます。
某自治体では無料でデザイナー募集とかいうニュースも耳にしまして、ものづくりの国というのでしたら、そういった個々の作り手たちへの評価がもうちょっと高くなってもいいのではないかと思うわけです。優れた個人技が日本の良さのひとつであるわりに、個人技への実際の報酬は低めという感じがしますが、どうなんでしょうか。