世界は二人のために 挿絵 海老原由里様
(2003年12月1日発行)

ISBN4-434-03280-1 C0293
 巨大企業・結城コンツェルンのガーディアンを努める秀麗な希望の凪。その傍には常に凪を見守り、熱い想いを寄せつづける寡黙な同僚・堀江がいる。あやうい友情のバランスを保つ2人の前に、かつて凪を力で屈服させた男・キースが現れた! 結城の今後のビジネスの鍵を握っているらしいVIPの彼は、凪を自分の護衛にと指名してきた──。複雑な思いを胸にその護衛を引き受ける凪。しかし凪に対するキースの傍若無人な振る舞いに、堀江は今までこらえてきた気持ちを抑えきれず──!?
ピアニスト
〜甘い旋律の記憶〜
挿絵 如月弘鷹様
(2003年10月15日発行)

ISBN4-434-02989-4 C0293
 新進気鋭のピアニスト・一條慎也はここ数日同じ夢──瀬崎嘉信に抱かれる夢を見ていた。修理屋兼画廊のオーナーである瀬崎は、以前ある事件に巻き込まれて記憶を失った慎也を救ってくれた恩人だ。夢の中の瀬崎は溶けるほど慎也を愛してくれる。その時のことは憶えていないが、慎也も瀬崎に憧れ以上の強い想いを抱いていた。しかし瀬崎の眼差しは自分を通して失った記憶の中の”慎也”を見つめ、求めている。揺れる心を抱えたままコンサートを控えた慎也の前に、突然瀬崎の元恋人が現れ──!!
世界のすべてが敵だとしても 挿絵 海老原由里様
(2003年9月1日発行)

ISBN4-434-03270-4 C0293
 オレ、門真千裕は巨大企業・結城コンツェルン当主の孫の身代わりになることに。そして、彼の命を狙っている姿の見えない犯人を炙り出すため、囮役も引き受けた。しかし!結城の私設警護である阿部崇生は、初対面でオレにキスなんかしやがったとんでもないヤツで──!!何もかもオレより優秀な崇生は、たとえどんなことがあってもオレを護ると豪語するけど──だからって、なんで色仕掛けの練習が必要なんだ?って、しかも男相手に!?……冗談じゃねぇっっ!!
純情なジレンマ 挿絵 にゃおんたつね様
(2002年11月15日発行)

ISBN4-434-02214-8 C0293
 教師として母校に戻ってきた片岡智紀は、そこで思いがけない人と出会った。原島誠人。2年先輩の彼もまた教師になっていたのだ。──10年前。高校1年生の片岡は原島が好きだった。いつも人の輪の中心にいて、優しく格好いい原島は、片岡の瞳を惹きつけてやまなかった。だが、原島の心にはすでに他の人がいて…。それでもいいと片岡は彼に抱かれる事を望んだ。 蘇ってくる想いと、忘れられない体の記憶に戸惑う片岡に、突然原島は口づけを仕掛けてきて……!?
ハードボイルドにはなれなくて 挿絵 実相寺紫子様
(2002年7月15日発行)

ISBN4-434-01795-0 C0293
 金髪に両耳ピアスの派手な外見に反し、義理人情に厚く、正義感に溢れる真面目な高校生、河西幸平。チンピラに絡まれた女の子たちを助けようとして、逆にピンチに陥ってしまった幸平を救ってくれたのは、御堂と名乗る、見るからにヤバイ男だった!ホストを自称する御堂は、「君の顔は奇跡のように綺麗だ」なんて言って揶揄ながら幸平に近づいてくる。そんな御堂に警戒しつつも、なぜか幸平は次第に彼に心を許していく……。だがこの御堂には、驚く秘密があった。それは──っ!? 
スペシャリスト 挿絵 如月弘鷹様
(2002年4月15日発行)

ISBN4-434-01650-4 C0293
 閑静な住宅街にひっそりと建つ博物館──過去に傷を持つ、元オークショニアの瀬崎嘉信は、そこで家具やおもちゃの修理をしながら静かに暮らしていた。そんな瀬崎の元に訪れた美並と名乗る青年が、瀬崎に謎の依頼を持ち込んできた。しかし彼はその内容を明らかにする前に、暴漢に襲われ記憶を失ってしまう。出会った時の強さは影もなく、心細さに涙を零す美並に、瀬崎は彼を自分の元に引き取ることにするが…。ふゆの仁子と如月弘鷹があなたに贈る、アダルト・サスペンスラブ。 
愛をもらって 挿絵 水木かおる様
(2001年6月15日発行)

ISBN4-434-00889-7 C0293

 憧れの先輩ホスト・冴木に背を向けられ塞ぎ込んでいた加賀は、ある日、行きつけのバーで、その店のオーナー・羽村を出会う。自分の職業を『金のためならなんでもする』と評された加賀は、売り言葉に買い言葉で、プロのホストとして彼を接待し、その言葉を挽回させる約束をする。プライドの高い加賀は、完璧な接客を誓うが、世慣れた羽村にあっさりと完敗してしまった。矜持を傷つけられ、追い打ちをかけるかのように、身体でのサービスまで求められるが…?
愛をあげるよ 挿絵 水木かおる様
(2001年1月1日発行)

ISBN4-434-00573-1 C0293
 画材店『文化堂』に勤める水島の恋人は、銀座ナンバーワンホストの冴木。冴木にとことんまで甘やかされながらも、水島は、なぜか不安な気持ちを拭いきれずにいる。ある日。招待された冴木の勤め先で、冴木を崇拝している後輩ホストの加賀から棘のある言葉を投げつけられた水島は、冴木との生活レベルの違いを実感する。任されていた展覧会の企画も行き詰まってしまい、しばらく距離を置きたいと言い出す水島に、冴木は──?大人気作品『愛をください』の、甘い甘い続編をどうぞ。 
愛をください 挿絵 水木かおる様
(2000年2月15日発行)

ISBN4-7952-9318-X C0293
 画材店に勤める水島佳樹は、妙な客の噂を聞く。「連日、閉店間際の店に駆け込んできては、水島の描いた画材説明用の見本画と同じ画材を買っていく」というのだ。その容貌は、水島が毎朝コーヒースタンドで見かける男の形容と一致するものだった。ある晩、水島が大学の時の仲間とバーで飲んでいると、コーヒースタンドで見かける男が近づいてきて…。「───あんた、一体何者なんだ?」
「ただの銀座のホストですよ」
 ゴージャスな外見とは裏腹の縋るような視線に、水島は彼を邪険にできなくて──。リーフノベルズ初登場の著者、ふゆの仁子が贈る切ないラブストーリー。