評価(5段階):別格
| |
| |
音楽: Vishal | 作詞: Gulzar |
出演(太字は主役): Chakravarthy(新人) Urmila Matondkar Manoj Bajpai...ドンBhiku Shefali Chayya...Bhikuの妻 Paresh Rawal...新警察署長 |
プレイバック・シンガー: Lata Mangeshkar Hariharan Asha Bhosle Suresh Wadkar, etc. |
概略(映画を観る前に読んでも大丈夫な程度の簡単なもの) 冒頭、ボンベイ(ムンバイ)の高層ビル群とスラムが対比して描写される。 大都市ボンベイに職を求めて出てきた主人公Satya(サティヤ)。 その彼が、裏側の悪の世界に巻き込まれ、やがて殺し屋にまでなってしまう・・・。 こんなにリアリティーが重視されたインド映画があっただろうか。 似非インテリ趣味が鼻につくベンガル映画とも違う。 特に傑作というわけではないが、一般のインド映画からするとかなり異色。 この監督は「Rangeela」「Daud」に続いてのUrmila Matondkarの起用。 が、前二作が非常に下品な駄作であったのとは大違いだ。 音楽も前二作のA.R.RahmanからVishalに変えていて、監督の意気込みが分かる。 映画監督として観客に迎合しない作品を一本だけでも作っておきたかったのだろう。 いわゆる「ヒンディー娯楽映画」ではない。 また、Mani Ratnam作品のような中途半端な娯楽映画とも違う。 いい映画だと思う。 | |
音楽とミュージカル・シーン "Tu Mere Paas Bhi Hai..."という曲のみ、Urmilaがごく軽く踊ったりする。 これは、TVの前宣伝用に仕方なく作ったものと思われる。 封切前にカセットを売ったり映画の宣伝をするために一曲は必要なのだ。 が、映画の中ではさほど不自然ではなく気にならない。 ラタおばさんがソロで歌う"Geela Pani.."というシーンは美しい。 どちらにせよ、音楽CDなどを買って楽しむようなタイプの映画ではない。 |